皆さん、こんにちは。新刊JPニュース編集部のMです。


 いよいよ今年も残り僅かとなりました。今年は26日で営業日が終わり、12月27日から1月4日までの9連休をとっている企業も多いとか少ないとか。我が新刊JPニュース編集部も9連休! といきたいところですが、年内は31日まで配信予定ですよ、ええ(泣)。年明けは1月2日からクイズの方を配信、1月3日よりニュース記事を通常配信していく予定です。

 さて、新刊JPニュースが年末に送るのは、「年末年始、コレ読んで10倍楽しんじゃおう!」特集です。あ、10倍っていうのは大げさな表現で、1.2倍くらいですね。


 年末年始の恒例イベントといえばなんでしょう。紅白歌合戦、カウントダウン、初詣、おせち料理、箱根駅伝…いろいろありますが、こうした恒例のイベントを見たりしたりするのが、1.2倍くらい楽しくなるような書籍を紹介しようということです。

 今回のテーマは「初詣」。ということで、まずはやっぱり何処の寺社に行こうか迷ったりしませんか? 私は今年、厄年だったので厄払いを受けに行ったのですが、毎年行っている近所の小さな神社ではなく、隣接する市にある、由緒ある神社まで足を運びました。
 そうでなくてもやっぱり1年の最初を飾る初詣ですし、こだわりたいという方もいらっしゃるかと思います。

 そんなときに役立つのがジェイティビィパブリッシングから出版されている『お参りしたい神社百社―日本人の心の故郷・神々の杜を歩く』(田中恒清/監修、林豊/著、沖宏治/写真)です。




 日本全国にある神社100社の歴史や建築物の内容などを解説してくれる本書は、カラーのページも多く、読んでいるだけで行ってしまった気分になるかも? いやいや、それだけじゃなくて、やっぱり行きたくなってしまう。写真を見て「すごいなあ」と思ってしまいます。日本の心の故郷である神社の素晴らしさが分かるとともに、初詣のガイドブックとしても非常に有効な一冊です。

 では、初詣に実際に行ったとしましょう。そのとき、あなたはどういう参拝の仕方をしていますか? 私が神社に初詣に行った場合は、参道の歩く場所は大抵混んでいるからあまり気にしたことがない。参拝するときはまず鈴を2回ほど鳴らして一礼。
そのあと2回拍手して1回お辞儀して…それくらいかな。

 …惜しい! 後半はあっている。だけど、前半は実は参拝時のルールに沿っていないらしいのです。宝島社から出版されている新書、『神社とお寺の基本がわかる本―基本のキを教えます』(武光誠、グレイル/共著)は神社と寺院の参拝ルールをはじめ、仏教や神道の歴史、さらには仏像拝観のポイントなどやけにコアな知識まで幅広く教えてくる、実用的でとても楽しい一冊です。



 神社の場合、参道を歩くとき、真ん中を歩くのはあまり良くないことで、神罰が与えられるそうです。また、参拝時の礼は最初に2拝など、私は今まで全く礼儀知らずだったということが判明。
そうか、神頼みをしてもなかなか上手くいかないのは、参拝ルールを守っていなかったからなのか、と思わず納得。
 また、伊勢神宮や出雲大社には別のルールがあったり、寺院では拍手を打たないのが参拝ルールであったりと目から鱗のような知識も載っていて、とても便利です。

 初詣、いきなり何も知らないで行って参拝ルールを破りまくり、神様に怒られてしまっては元も子もありません。この2冊で、来年の初詣が少し楽しくなるかも知れませんよ?
(新刊JPニュース編集部・M)