――個人競技でありながら、会社以外の人々との交流を楽める
基本的に一人でやるスポーツであっても相手と競ったり、同好の士との交流を楽しめるものがいい。居合道や合気道などは自分の内面と向き合う武道だが、同門の人々と技を極めるための話で盛り上がれる。
ほかにサイクリングやスイミングなどは、本気やれば意外とハード。持久力が養える。
――集中力を保ち、上達するには意外と筋力が必要だ
射的系のスポーツは集中力を養える。体を大きく動かすものではないが、的を正確に狙うには、数ミリ以下の体のブレを抑えるための体幹力や筋力が必要だ。運動経験がない人でも意外とハマる人が多い。
自分との勝負であり、心や呼吸の乱れがそのまま結果として現れる。そこ
が醍醐味になる。
――体力と細かい技術の向上が楽しみに変わってくる
一見単純なように思えるが、実は細かい技術や戦術が必要になってくるのがこのゾーンに入る競技。
ポイントを競い、勝敗をつけることに喜びを感じる人は、このゾーンの競技に挑戦してみよう。「気軽に楽しみたい × 一人で楽しみたい」Dゾーンのタイプの人
――一人で続けて、体の変化に喜びを見出すのもいい
体力、持久力の向上や自分の体の見た目の変化に喜びを見出す人、黙々とやることが好きな人は、一人で気軽に始められるスポーツに向いている。ウォーキングなどがその最たる例だろう。
強度や頻度、時間を自分で決められるのも魅力。また、それらが向上して
いくのも喜びになる。
〈『一個人』2017年10月号より構成〉