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 保護責任者遺棄罪などで実刑確定は時間の問題といわれている元俳優の押尾学被告が、六本木の"合法ドラッグバー"に出入りしているという信じられない情報が、押尾被告を知るクラブ関係者から提供された。

 2009年当時、銀座の高級クラブ「J」の人気ホステスだった田中香織さんは押尾被告に口説かれて、六本木ヒルズレジデンスの一室で合成麻薬MDMAを飲まされたことがきっかけで、変死体で発見された。

押尾被告は怖くなって逃走。翌日、麻布署に出頭して、麻薬取締法違反容疑で逮捕。懲役1年6月、執行猶予5年の実刑判決を受けた。

 その後は、横浜市内に住むモデル出身のタレントNさんのところに身を隠していたが、田中さんに対する保護責任者遺棄致死罪で再逮捕された。同罪を問う裁判で東京地裁は、保護責任者遺棄罪のみを認定。懲役2年6月という判決を出した。

押尾被告はこれを不服として控訴するも高裁では棄却。すると即日上告をして、今は最高裁の結論を待つ身だ。

 司法関係者によると「棄却される可能性は高い。近々刑が確定し、収監されるだろう」という。その日を怖れてか、最近の押尾被告はご盛んだ。保釈中に自身を支えてくれたNさんとの再婚のウワサがあるにもかかわらず、Nさんだけでは物足りないのか、親しい女友達に、女性の紹介を依頼するメールを送っているとの情報も。

 さらに昨年12月はじめには、タニマチらしき男性と新宿歌舞伎町のキャバクラをハシゴする現場を写真誌に撮られている。

 写真誌によると、押尾被告はキャバ嬢とアドレスを交換して、口説きまくっていたそうだ。そんな報道と並行するように、押尾被告を知る銀座のクラブ関係者から「六本木の外国人が多く出入りしている"合法ドラッグバー"で目撃されてます」という情報を提供された。

 ここ数年、現行法では取り締まりきれない合成ハーブが出回り、渋谷、新宿といった繁華街では"ハーブショップ"がオープンしているといわれる。さらに、サラリーマンの街といわれている新橋には、"ホモバー"に混ざって、"ドラッグバー"ができて、店内ではサラリーマンがハーブを買ってはその場で吸引して楽しんでいるという。六本木にも同じようなバーがあって、押尾被告はそこにタニマチらしき人物といるところをクラブ関係者に目撃されたのだ。

 違法ではないにせよ、こうした行為は田中さんの遺族だけではなく、押尾被告を支援してきた人たちの厚意をも愚弄するものに思えてならない。押尾被告には、目に見える形で反省の姿勢を表すべきだろう。もし、他人につられて行っているのであれば、そんな歪んだ人間関係は断つべきだ。そして、罪を償うまでは"女遊びとドラッグ"も絶ってほしい。信頼を取り戻すのに、それくらいの努力は安いものだ。
(文=本多圭)


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