女優の広瀬すず(17)が、18日に放送されたフジテレビ系バラエティ『とんねるずのみなさんのおかげでした』に出演し、天然発言を連発して石橋貴明(53)と視聴者を魅了した。

 番組初登場となった広瀬は、人気コーナー「食わず嫌い王決定戦」で俳優の佐々木蔵之介(47)と対戦。

小さいころから番組を見てきたという広瀬は、物珍しそうに周囲を見渡しながらスタジオに顔を出したが、石橋に公開中の出演映画『海街diary』を詳しく紹介されると、「すごい知ってる~」と嬉しそうな笑顔を弾けさせた。

 石橋のリードで緊張がほぐれたのか、対戦が始まると広瀬のテンションは上がった様子。先日出席したカンヌ国際映画祭について振られると、「パンナコッタがおいしかった!」と映画とは関係のない感想を告げ、続けて石橋から「"ナンテコッタ"って言わなかった?」と言われると「あ~!」と頭を抱え、「言えばよかった~」と大きなリアクションを見せてスタジオを盛り上げた。

 その後、広瀬は物おじすることなく独特なトークを披露。好みの男性のタイプを尋ねられると、「価値観が一緒の人がいい」と17歳とは思えない大人びた回答をし、思わず木梨憲武(53)も「しっかりしてるんだね~」と感心していた。さらに広瀬は自分のことを「ドライ」と表現し、イルミネーションや夜景などを見ても、「へぇ~って思うだけ」とハツラツとしたイメージとは真逆ともいえそうな素顔を告白した。


 また、広瀬は照明や録音などの撮影スタッフについても疑問を持っているようで、「どうして生まれてから大人になったときに照明さんになろうって思ったんだろう?」と発言。スタッフを見るたびにいつも考えてしまうとのことで、単なる素朴な疑問のようだが、この広瀬の言葉にはスタジオのスタッフから失笑が漏れていた。素直な発言を繰り返す彼女は、「なんで女優さんの声を録音することに人生を賭けているんだろう...」とも言っており、それには木梨も「けっこう言うね...」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

「スタッフさんに対する今回の広瀬さんの発言には、違和感を持った関係者もいたのではないでしょうか。周囲のスタッフが支えてくれるおかげで女優さんは仕事ができるワケですからね。広瀬さんは"どうしてその仕事を選んだのかわからない"と何度も言っていましたが、スタッフの中には自分の仕事にケチをつけられたように感じた人もいたかもしれません。
まあ、17歳の彼女にとってはまだ世の中の"仕事"がどんなモノなのか実感としてピンときていないだけでしょうが...」(芸能ライター)

 反感を買いかねないとはいえ、天然ともいえる広瀬の発言は大いに番組を盛り上げた。終始笑顔だった彼女には癒された視聴者も多かったようで、ネット上には「ずっと見てられる」「表情がコロコロ変わって癒やされる」「トークもイケるんだな~」と天真爛漫なキャラに絶賛の声が寄せられている。

 また、広瀬は食わず嫌いの「実食」の際に石橋が見せる定番のポーズを「テレビで見たやつだ!」と感動。一緒にポーズを構えると石橋も嬉しそうな笑顔をこぼしていた。無邪気に収録を楽しむ広瀬に石橋も魅了されたようだ。ちなみに広瀬の嫌いな料理は「エビチリ」で、辛いものが苦手とのこと。
佐々木は「ゴーヤチャンプルー」だった。

 番組中には首をかしげるような発言もあったが、それも広瀬の純粋さの表れでもあるのだろう。これからますます活躍の幅を広げるに違いない彼女の素直さが変に誤解されなければいいが...。
(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)