人気コミックを実写化した“月9”ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)が12日にスタート。初回視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)と、まずまずの滑り出しを切った。



 しかし、「予断は全く許されない」というのがネット、そして記者陣の予測だ。石原さとみの既視感丸出しの役柄や、イメージの決してよくない紗栄子速水もこみち、コメディーをうたいつつ、単に“軽い”ストーリー……「すぐ1ケタになる」という声も少なくない。

 何より今、最も懸念されているのは主演の山下智久だ。彼の以前から指摘されている“問題”が、このドラマの足を引っ張っているという。

「山下の“滑舌”です。今回はクールな“エリート僧侶”ということで感情を表に出さずにセリフをしゃべっているのですが、ただでさえ滑舌がよくないのに、さらにボソボソと話すものですから、聞き耳を立てないと何を言っているのかわかりません。
音量を上げようにも他のキャストの声は普通に響くので上げづらい。大事なシーンでもそうなのですから、あきらめてチャンネルを変えてしまった視聴者は少なくないと思いますよ。視聴率も2ケタを越えたとはいえ、初回視聴率としては月9歴代ワースト3位。来週以降も山下に改善が見られなければ、1ケタ台に落ちるのもすぐでは?」(芸能記者)

 内容やキャストのみならず、肝心の主演の“セリフ回し”が聞き取れないとなれば、そもそもストーリー展開が伝わらないではないか。以前よりその“棒演技”が批判の対象になっていたが、今回の“月9”でもそのイメージを払拭しきれていないようだ。

「『SUMMER NUDE』(同)や『アルジャーノンに花束を』(TBS系)など、山下はコンスタントに連続ドラマに主演してはいるものの、演技力を酷評されて視聴率は回を重ねるごとに右肩下がり、という流れがパターン化しつつあります。
“主演・山下智久”に視聴者が飽きている部分もあるとは思いますが……。これだけ評判が悪くても使われ続けている以上、やはりジャニーズ事務所の“ゴリ押し”という他ありませんが、『5→9』の結果次第で、いよいよ“最後通告”が下されるかもしれません」(同)

 昨年には、東京・六本木の路上で口論になった相手の携帯電話を持ち去ったとして、器物損壊の疑いで警視庁に書類送検された山下。プライベートのみならず、仕事でも人気絶頂だったころの勢いはとうになくなってしまった。いつの間にかドラマの“脇役”で出演している姿を見る日も近いのかも……。