1985年にアイドル歌手としてデビューし、持ち前の明るいキャラクターでバラエティを中心に人気を博した"元祖バラドル"森口博子。彼女は今年6月に49歳となるアラフィフだが、まだまだ活躍の場は広がりそうだ。



 18日放送のバラエティ『モシモノふたり』(フジテレビ系)に出演した森口。「芸能人のありのままの素顔をのぞき見する」がテーマの同番組で、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(36)とお試し同居生活に臨んだ。

 又吉の要望によって実現した今回の企画。又吉は子どものころから森口の大ファンで、「会いたい人は?」とスタッフに聞かれた際、すぐさま彼女の名前を挙げたという。これまでにも番組で共演したことはあるものの、今なお小学生時代の思いが忘れられないようだ。

 しかし、そんな気持ちが強すぎたのか、又吉は森口と会う前から緊張しまくり。
森口と会っても顔を引きつらせてばかりで、低いテンションのままだった。又吉も本心では喜んでいるのだろうが、いつしかふたりの間には重たい空気が流れていた。

 それを吹き飛ばすように、又吉は本屋デートを提案。小説『火花』で芥川賞を受賞した又吉らしいチョイスで、森口も「楽しみ♪」と心を躍らせた。ちなみに、又吉は『火花』を芥川賞受賞前に森口にプレゼントしていた。受賞前にというのは彼女だけで、このエピソードからも森口に対する気持ちがうかがえる。


 そんな又吉の思いに応えるように、本屋に入った森口はすぐに『火花』を見つけ、「すごーい」と大はしゃぎ。続けて『火花』の感想を語り、又吉の心をくすぐった。それを機に森口が会話をリードすると、ふたりは徐々に距離を縮めていくことに。

 本屋を出ると、今度は森口が「(又吉の)弾けたところが見たい」と提案しカラオケ店へ。しかし又吉はカラオケが苦手なようで、まずは森口が自身の代表曲で映画『機動戦士ガンダムF91』の主題歌『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』を熱唱。憧れの女性が目の前で歌っている姿を見て、又吉は終始ニヤニヤするのだった。


 その後、又吉は吉田拓郎(70)が1972年に発表した『リンゴ』を歌ったが、アップテンポな曲ではなかったため、あまり盛り上がらず。それをフォローするように、森口は「ピンク・レディーを一緒に歌おう」と又吉を誘う。ピンク・レディーといえば、昭和の大人気アイドルだが、そんな彼女たちの名前を挙げたのも、又吉が同時代に活躍した吉田拓郎の曲を歌ったからなのかもしれない。ともあれ、ふたりは大ヒットナンバー『渚のシンドバッド』を楽しそうに歌い、さらに打ち解け合っていた。

 そして、最後に又吉が今後の芸能活動への不安を語ると、森口は明るい笑顔で「全然問題ない! 直ちゃんはまだまだ伸びしろあるよ!」と茶目っけたっぷりに元気づけた。これに又吉が安心したところで、企画終了となった。


 放送中からネット上には、「一緒にいたら好きになっちゃうタイプ」「絶対ステキな奥さんになる!」「思い切りハートをつかまれてしまった」といった男性視聴者からの絶賛コメントが続出。「アラフィフには見えない」とルックスを褒める声も大きく、今回の企画によって森口の男性人気は改めてアップしたようだ。
(文=愉快)