パリ在住のフリーアナウンサー・中村江里子は一男二女の母親である。第3子の次女も6歳になり、乳幼児の頃に比べて手がかからなくなった。
だが子どもは成長した時の悩みのほうが複雑で、より大きな問題を抱える場合もあることを夫とで話し、その時に親はどうあるべきかを論議しているという。今回は13歳の長女の友達が母親との問題を抱え、自分はどう関われば良いのか―と考えあぐねているようだ。

5月9日の『中村江里子オフィシャルブログ』によると、長女に電話をかけてきたその友達は「寂しい…ものすごく孤独を感じる」と泣いていたそうだ。娘の横でやり取りを聞いていた中村は、思わず「今どこにいるの? 迎えに行ってあげようか?」と口走ってしまったという。

その子の母親は1年ほど前から勤めている会社で重要なポジションに就き、出張が増えて抱える問題も多くなり、疲れていることが多くなったようだ。父親も仕事が忙しいため、家に帰るとひとりで過ごす時間が多くなっていった。
すると今まで母親のことを話すときはいつも嬉しそうだった彼女が、「今ではママのことを話すときには“なげやり”な感じになってしまうのは悲しい…」と中村は胸を痛めている。

だが同じ働くママとして責任ある立場で重要な仕事を任され、娘の話をじっくり聞く余裕がない状況もあることは理解できるのだ。疲れてクタクタになっている時もあるだろう。だからこそ中村は「他の家庭の問題に立ち入ることはできない」と言いながら、「毎晩一人でご飯を食べているのなら我が家に連れてきてくれていいのよ」「一人で長時間お留守番をするのだったら、遊びにくればいいのよ」と長女が彼女を自宅に招きやすいように声がけしているそうだ。

中村は自らもよく“子育てがひと段落した”という表現を使うが、実際にひと段落(時間的に)するのは「子供たちが社会人になったときなんだろう」と考えているという。自分も「子育てに集中していた数年前までとは違うスタンスで、お仕事させていただく機会が増えた」とブログで明かしながら、親の助けが必要になった時はすぐ手を差し伸べてあげたい―と思春期の入り口に立った我が子を、中村江里子はそっと見守っている。


出典:http://ameblo.jp/nakamura-eriko
(TechinsightJapan編集部 みやび)