幻の『スターフォックス2』が収録されていることでも話題の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が発売され、懐かしさで涙腺が緩んでいる方、お子様と一緒にあの頃を懐かしみながらプレイしている方が多いのではないでしょうか?

インサイド編集部もスーファミドンピシャ世代。収録ラインナップだけで小一時間語れるほど沢山の思い出があります。


ならば座談会をしようじゃないか! ということで、各自任天堂ハードを持ち寄り、周辺機器やゲームの思い出を語り尽くしました。

◆任天堂歴代据え置きハードを揃えてみた

というわけでインサイド編集部山崎、宮崎、末永、そしてライターのみかめの4人がそれぞれ思い入れのある任天堂ハードを持ち込んで座談会は始まりました。

持ち寄られたハード&周辺機器を整理すると、ファミコン、ディスクシステム、スーパーファミコン、スーパーゲームボーイ、NINTENDO64、64GBパック、ゲームボーイポケット、ポケットカメラ、ゲームボーイカラー、ゲームキューブ、ゲームボーイプレイヤー、Wii、Wii U、Nintendo Switchです。実際に遊んだものを中心にしているため、実際に遊んだもの以外は持ち寄らず、据え置きハードを中心に持ち寄りました。

座談会メンバー:
山崎…スーパーファミコン世代。編集部に眠るハードを放出。
宮崎…スーパーファミコン世代。RPGばかりやっていた。今回はスーパーファミコンソフトを持ち込んでの参加。
末永…64世代。だけどファミコンもスーパーファミコンもプレイ済み。ゲームボーイ関連機器を持ち込んでの参加。

みかめ…スーパーファミコン世代。据え置きハード3体担いで参加。

まずはみかめが持ち込んだファミリーコンピュータ本体とディスクシステムをチェック。「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」に見慣れた後だと大きく感じます。

末永:背面の1CHと2CHのスイッチが気になりますね。

宮崎:ああ、RFの出力先をこれで入れ替えてましたね。

みかめ:TVのアンテナ信号を使ってファミコンの画像をテレビに映してたんですよね。当時のテレビは赤・白・黄のコンポジット端子ですらなかったんです。チャンネル2が砂嵐だったので常に2CHに設定していた記憶があります。映りが悪い時は1CHに変えたりしてたけど、子供だったからよくわからないままガチャガチャいじっていたという(笑)。

宮崎:画面が映らなくなった時の対処法っていろいろありましたよね。

みかめ:カセットと本体の接触部分をフーフーしたり、叩いたり…

宮崎:あれほんとは良くないんですよね(笑) あと接触がいいポジションがあって、その角度を探るのに必死だった。


山崎:スーパーファミコンの話だけどカセットと本体を輪ゴムでひっかけて映りのよいポジションに固定したりしてました(笑) ディスクシステムも懐かしいですね。

◆ディスクシステムとドッキング高さ比べ

みかめ:ディスクは従姉妹から譲り受けたものなんです。彼女は『中山美穂のトキメキハイスクール』をやっていました。

宮崎:時代を感じる(笑)

山崎:該当の電話番号にかけると中山美穂からアドバイスがもらえるらしいです。

末永:スタッフが豪華ですよ。プロデューサーが横井軍平氏(※1)ですし。しかも坂本賀勇氏(※2)がディレクターで、旧スクウェアの坂口博信氏がデザイン、植松伸夫氏が音楽、美術を時田貴司氏が担当している…!

※1… 任天堂のハード部門で活躍したクリエイター。『ゲーム&ウオッチ』、『ゲームボーイ』、『バーチャルボーイ』等の生みの親。
※2…『メトロイド』シリーズのキャラクターデザイン、『リズム天国』『メイドインワリオ』シリーズのプロデューサー

※坂本氏と坂口氏は任天堂HP「社長が訊く」で対談をしており、『中山美穂のトキメキハイスクール』の開発裏話が読めます。
https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/slsjr3oj/vol1/index.html

宮崎:いわゆる恋愛アドベンチャーだけど、みかめさんの従姉妹のように小学生女子もやっていたんだ…。

みかめ:アイドルのゲームも昔からありますよね。芸能人へのあこがれで本作をプレイしたのだと思います。


宮崎:ディスクシステムって難しいゲームが多いですね。『メトロイド』に『スーパーマリオブラザーズ2』、『悪魔城ドラキュラ』や『パルテナの鏡』も!

みかめ:そこからファミコンに移植したパターンが多いですね。『ゼルダの伝説』もそうですし。
ちなみにベルトが劣化するらしく、2002年に修理に出したのですが、部品代200円、技術料1500円で返ってきました。発売されてから20年近く経っていたのに部品のストックがあったとは。この時任天堂の神対応に初めて触れました。

宮崎:ところでこのファミコン+ディスクシステムの高さと、ゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤーの高さってほぼ同じじゃないですか!?

山崎:ほんとうだ!

末永:もしかして、スーパーファミコン+サテラビュー(※6)、64+64DD(※7)も同じ高さになっていたりして…

※3…スーパーファミコン周辺機器。衛星通信を使ったデータ放送受信端末。ソフトの配信も行われていた。
※4…NINTENDO64に取り付ける磁気ディスクドライブ。

…というわけで後日、本体をお持ちの方にご協力いただき、比較してみました。

ファミコン+ディスクシステムとスーパーファミコン+サテラビューの高さ比較。
ファミコンのコントローラー部分を省けばファミコン側が少し高い程度でほぼ同じくらい。下の部分の高さも同じくらいです。

ファミコン+ディスクシステムと64+64DDの高さ比較。64の中央の盛り上がった部分がファミコンのコントローラーよりもやや高いですが、一番低い部分がファイコンの高さとぴったり。ディスクと64DDも同じ高さです。

ファミコン+ディスクシステムとゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤーの高さ比較。前述の通りファミコンのコントローラーの高さとゲームキューブの高さがぴったり。

スーパーファミコン+サテラビューと64+64DDの高さ比較。中央の盛り上がりのため、64の方が高くなりますが、ぱっと見の印象は同じくらい。64はファミコン、スーパーファミコンの縦長に対して横長になったのが印象的です。

スーパーファミコン+サテラビューとゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤーの高さ比較。ゲームキューブの圧倒的勝利。
ただしサテラビュー専用ソフトを差すと逆転します。

最後は64+64DDとゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤーの高さ比較。64の盛り上がり部分がゲームキューブの高さとぴったり。

ぱっと見の印象ではファミコン+ディスクシステムが最も高そうなイメージがありましたが、ゲームキューブに軍配があがりました。最も低いのはスーパーファミコン+サテラビュー。サテラビューにめり込むようにドッキングさせるのでその分低くなるようです。ファミコン+ディスクシステム、64+64DDは最も高いところを基準にするとゲームキューブに迫りますが、最も低いところはスーパーファミコン+サテラビューと同じくらい。意図してなのかはわかりませんが、共通点を見つけるとちょっと嬉しくなりますね。

◆スーパーファミコンと周辺機器、友達の家に集まった想い出

続きましてスーパーファミコン。小学生の頃の思い出がたっぷり詰まっています。今回用意できたのは本体とスーパーゲームボーイです。

末永:イジェクトボタンがあるのはスーパーファミコンまでですね。


みかめ:そうですね。スーパーファミコンはボタンを押し込むのでちょっとおしゃれになりました。

山崎:64はイジェクトボタンがないからソフトを持って引っこ抜くのか。このイジェクトって、要は押し上げているだけですよね。当時は引っこ抜きは絶対にやってはいけないと思っていたけど。こうやって押して…

スポ――――ン

宮崎:ああ~!(笑)

末永:スーファミあるあるですね(笑)トースターのようだ…

みかめ:ソフトがすっ飛んだところで、ちょっと変わり種の「SFメモリ」(※5)を差し込んでみます。色が白いから目立ちますね。

※5…書き換え専用カセット。「ニンテンドウパワー」という書き換えサービスでソフトを任意に書き込んで遊ぶことができた。ローソンのロッピー端末にて展開されたが、現在はサービスが終了している。

宮崎:こんなのあったのですね。

みかめ:スーパーファミコンのものしか手元になかったのですが、ゲームボーイ用の「GBメモリカートリッジ」もあったのですよ。

山崎:マリオペイントの取扱説明書懐かしいですね。

みかめ:マウス自体が発掘できませんでした…

山崎:『マリオペイント』といえばハエたたきをやってたなぁ!やられたら「うわぁ!」っていうやつ。 僕はこれで絵を描いたことがないです(笑)

みかめ:やりましたねぇ。学校帰りに持っている友達のうちに集まって遊んでました。

宮崎:集まりましたね。そういえばスーパーゲームボーイが出た時は友達がずっと『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』をやっていて帰ってくれなかった(笑)

末永:僕はスーパーゲームボーイで『ポケットモンスター』をずっとやっていました。

末永:携帯機用のソフトが据え置きでできたのってこれが初めてですよね。スーパーゲームボーイを差してさらにソフトを差して…ガジェット感がすごい…。

宮崎:ゲームボーイカラー専用ソフトはそのまま色が再現されますが、そうでないものは微妙な色がついてなんとなくカラーっぽくなりましたよね。

山崎:フレームや比率が変えられましたね。カスタマイズしている感じがよかったなぁ。

みかめ:スーパーファミコンの周辺機器と言えばサテラビューもありましたが、皆さんのご家庭にはありましたか?

山崎:サテラビューはさすがに誰も導入していなかったなぁ。

みかめ:今ではDLソフトとか当たり前ですが、当時は画期的過ぎてよくわからなかったしお値段的にも手が出ませんでした(笑)

末永:配信会社のセントギガによるバス釣り大会とかもあったみたいですね。

山崎:あの頃に通信プレイをやってたのか…! 早すぎたなぁ。

◆Nintendo 64と周辺機器、子供心くすぐるデザイン

続きましてNintendo 64。色違いやクリアボディなども発売されました。

宮崎:64は子供心をくすぐるデザインなんですよね。ここの拡張パック差し込み口とか。将来何かおきそうな予感を感じながら毎日眺めてました(笑) 子供だから知識が足りない時期じゃないですか。だからこういう「何かおこりそうな拡張ポイント」にそそられるんですよ。

みかめ:拡張パックは一度差し込んだら絶対に触れてはいけないんでしたっけ?

山崎:禁忌の領域だ…!

末永:『スーパーマリオ64』の振動パック同梱版を購入したのですが振動パックは衝撃でした。『ウェーブレース』も振動パックが感動でしたね。64でもゲームボーイのソフトがプレイできるよう「64GBパック」が発売されたんですけど、これもコントローラー側に刺すので驚きました。

「64GBパック」は本体ではなくコントローラー側に差し込む。

末永:当初は『ポケモンスタジアム』と同梱で発売されました。限られたポケモンのみ対応でしたが、それでも読み込んでというのが楽しかったですね。

◆おもちゃ感からスタイリッシュへ

宮崎:ところで本体に周辺機器を付けて拡張するという発想は他社のハードにはないですよね。

みかめ:上位モデルはありますが本体の下にドッキングさせて機能を増やすという発想はないですね。任天堂ハードもゲームキューブのゲームボーイプレイヤーが最後です。ゲームボーイプレイヤーもあからさまな「合体ロボ感」がないというか、ゲームキューブの形自体がスタイリッシュですよね。Wiiからはそれが顕著です。

ゲームボーイプレイヤー。縦横サイズが揃っており、本体に馴染むように設計されています。

宮崎:なるほど。64までは戦隊ものの合体ロボ感がありましたね。そう考えるとNintendo Switchは歴代ハードの中でも相当スタイリッシュですね。

末永:ガジェット感はゲームキューブが最後ですね。Wiiは「Wiiモーションプラス」でコントローラー側に拡張が付くようになりましたね。この流れで、Nintendo Switchは将来的にジョイコンが拡張できそうだなと。

みかめ:Wiiは本体にゲームキューブコントローラーとメモリーカードの差し込みがあるので周辺機器で拡張しなくてもOKだったというのがありますね。古いハードのソフトはバーチャルコンソールで配信されましたし。

みかめ:あからさまじゃないけどゲームキューブの下部はよく見ると合体ロボ感があってそそりますね。

末永:ブロードバンドアダプタとモデムアダプタが付けられる端子がありますね。

宮崎:当時のブロードバンドといえば…Yahoo!BBとかASDNとかあの頃ですね。早い人は光入ってたくらい。まだモデムで通信する人もいましたね。だからブロードバン版とモデム版のふたつのアダプタが用意されていたと。

みかめ:本体の拡張機能は一般家庭にブロードバンド環境が整うまでの歴史でもあるのですね。環境が整って本体に端子が付き始めた頃からガジェット感が薄くなってきたように感じます。そしてゲームキューブにはこれは使われずに終わった端子があるんですよね…何をしようとしていたのか、気になります。

のちほどお借りしたサテラビューを確認したところ、こちらにも使われなかった端子が…。
これらがもし使われていたら… 妄想せずにはいられません。

みかめ:ちなみに私の家ではゲームキューブはいまだに現役ハードです。この正方形のフォルムと、取っ手がいいんです。

宮崎:結局使わなかったな、この取っ手(笑)

みかめ:ゲームキューブが発売された当時、クラムシェル(ほたて貝)型の初代iBookが流行っていたのですが、これにも取っ手が付いていて、みんなドヤ顔でむき出しのまま持ってスタバに入っていましたよ(笑) 持ち運ぶのは当時のトレンドだったんですよ、多分(笑)

宮崎:今持ち歩いたらインスタ映えしそう。

(一同笑)

山崎:歴代のゲーム機の中でも名前と形と色味がマッチしていてオシャレですしね。

みかめ:またMacの話ですが、Macも当時Power Mac G4 Cubeという箱型の機種を出していますね。こうやってみるとゲームキューブは「おもちゃ感」からの脱却が半端ないなと。

末永:殺傷能力も抜群ですし(笑)

みかめ:でも本体の取っ手は消えていく… 箱の取っ手も地味になくなるんですよ。

末永:今はおもちゃ感を3DSが引き継いでいるのかな。

宮崎:でも小学生は3DSでカメラ撮影していますからね。おもちゃでも高性能ですよ。

みかめ:3DSでYouTubeも見られますしね。いい時代になったなぁ。

◆歴代コントローラーを並べてみた

ファミコンからゲームキューブまでのコントローラーを並べてみました。

みかめ:ファミコンのコントローラーはあえての2コンです。マイクでよくデスボイスやってました(笑) 

末永:スーパーファミコンのコントローラーも完成されていますよね。ABXYとLRはここからですし。なんでYが上でXが下なんだろ。Y軸X軸で考えたら逆のような気がして。

宮崎:そんなこと考えたこともなかった。

末永:Bはジャンプ、またはキャンセルですね。

みかめ:64から登場のCはA、Bの流れからかな?

末永:Zはなんとなくわかりますね。Z軸的な。

末永:64はとにかくコントローラーが秀逸でしたね。3D(サンディ)スティックも斬新で。スティックの下がすごく汚れましたが(笑)

宮崎:64は過渡期のおもちゃ感が逆によいというか。スタイリッシュではないんだけどそこが子供心に刺さるんですよね。

改めてコントローラーのなじみ具合に感動する山崎編集長。

山崎:コントローラーだけなら軽いけど振動パックつけるとけっこうな重さになりましたよね。ところでゲームキューブコントローラーのLRは改めて触ってみるとけっこう押し込まないとカチっとならないですね。でもこれが気持ちいい!

みかめ:今日は山崎編集長がコントローラーに感動する日ですね(笑) 個人的にはゲームキューブのコントローラーが最高だなと思います。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』はいまだに現役です。

末永:ゲームキューブコントローラーは完成されてますね。LRの押し込みのトリガーっぽさとCボタンが現代的です。

◆ポケットカメラをゲームキューブに繋いで自撮りをしてみた

今回の持ち込み品の中で皆の注目を集めたのが編集部末永の持ち込んだポケットカメラ。
ゲームボーイに差し込むとゲームボーイで撮影ができ、専用のプリンターを繋げば撮った写真をプリントし、シールにもなるという画期的なものでした。

ポケットカメラはレッド・イエロー・グリーン・クリアパープルの4色があり、編集部末永が所持していたのはクリアパープル。ゲームボーイ本体もクリアパープルが流行りましたね。

末永:ポケットカメラはゲームフリークが開発しています。だからポケモンのスタンプもあるんです。ミニゲームも入っていて、クリア報酬としてゲットしたスタンプを写真に使う事ができるという。

みかめ:それは嬉しい仕様です。当時のデータがまだ残っているんですね。ちなみに何を撮ったんです?

末永:選挙ポスターですね。

(一同爆笑)

宮崎:他に撮るものはなかったのかよ!(笑)

末永:今回ポケットプリンターを使うという事でプリントシールはデッドストック品を買ってきました。

末永:起動時のマリオが踊りまくる画面は必見ですね。パノラマ写真も撮れてなかなか優秀です。

宮崎:画素は当時らしく少ないですね。写メとかが流行った時の携帯みたいな感じ。

みかめ:これ後ろがシールになっているんですよね。プリクラとか流行った時代の感じありますね。

末永:ちなみにカメラ部分を回すことで自撮りもできるんです。

みかめ:まさかのセルフィ―。これぞインスタ映えじゃないでしょうか?

宮崎:ゲームキューブ片手に、ポケットカメラで自撮り。新しい。せっかくなのでゲームキューブで自撮りやってみませんか!?

というわけでゲームキューブを起動し、ゲームボーイプレイヤーにポケットカメラを差して起動してみました。
踊りまくるマリオが綺麗に出力されましたよ。

末永:映ったのはいいのですが…カメラがゲームキューブ本体からはみだしてしまい机に置けません。

みかめ:まさか…ここでゲームキューブの取っ手が役に立つとは…(笑)

ゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤー+ポケットカメラで自撮りをする編集部末永。
両手が塞がっているためシャッターを押してもらわねばならず、微妙に自撮りになってはいませんがご愛敬(笑)

宮崎:取っ手がいい仕事しすぎです(笑) ゲームボーイの液晶だと暗い印象だったけどモニタに接続すると思った以上に綺麗ですね!

末永:コントラストがはっきりしたものはよく映るんです。

みかめ:ゲームキューブで自撮りは腕力勝負ですね。ところでスーパーゲームボーイに刺して撮影もできるのではないでしょうか!?

末永:でっぱりが邪魔をして最後まで差し込むことができません…とても残念…

宮崎:やっぱりゲームキューブの取っ手を活かすのがベストということですね(笑)

◆スーファミあるある!犬猫リセット問題、取説ボロボロ問題

みかめ:皆さんスーパーファミコンが一番思い入れある世代だと思うのですが、この辺でざっくばらんな思い出話をしたいなと。

末永:僕は皆さんより少し若い世代なので、覚えているので最初に触れたのは『ロックマンX』だったかな。

みかめ:若いなぁ。ファミコンからスーパーファミコンになった時はめちゃくちゃ感動したんですよ。拡大・縮小の画像、重厚感のある音楽もさることながら、フーフーしなくても安定してゲームができるぞ!って(笑)

宮崎:これ犬猫を飼っていた人あるあるだと思うんですが、床に置いておくとヤツらが歩くジャストポジションにリセットボタンがあるんですよね(笑) そこを避けたとしてもカセットをずらして接触が悪くなって。

山崎:そういえばファミコンより古いハードでゲーム&ウオッチもやってましたね。オクトパスのやつだったかな。

末永:僕にとってのゲーム&ウオッチは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のプレイヤーキャラクターですね。

みかめ:世代ごとに想像するものが違う!

宮崎:僕は当時遊んでいたソフトと編集部にあったソフトを持ってきました。リメイクが話題の『聖剣伝説2』も遊んでましたね。『ファイアーエムブレム』シリーズが好きで、基本はRPGしかやってなかったので、あんまりみんなで遊んでいないなぁ(笑) 『聖剣伝説2』をみんなでプレイするという発想もなかった…

みかめ:年が近い兄弟がいる人は一緒にやってると思いますよ。上の子が主人公のランディを使って、下は主人公に触れないんですよ(笑)

宮崎:そういえば『ファイナルファンタジー(以下FF)』も2人プレイでたような。説明書に書いてあった気がするんだけどな。

末永:説明書の情報量がすごいですね。

宮崎:アビリティも一覧で載ってますからね!

山崎:ネタバレじゃないか(笑)

宮崎:当時は小学生だし箱の扱いがぞんざいで残っていないですね。取説もボロボロです(笑) 

みかめ:任天堂の取説は開発スタッフの名前も入っていますね。当時は読み飛ばしていましたが、今見るとレジェンド揃いですよ。

末永:故山内社長の名前も…。故岩田社長はまだHAL研の頃ですね。石原恒和氏の名も。今は株式会社ポケモンの社長ですよね。

宮崎:パッケージも並べてみると懐かしいですね。昔はこうやって売ってた!

みかめ:当時のファミコンロボットの広告が出てきたのですが、ファミコンもけっこう周辺機器あったんですね。キーボードとか光線銃とか。古い歴史雑誌を見ていたとき、「ファミコントレード」の広告が入っていてびっくりしたことがあります(笑)

宮崎:このチラシも古いですね。「2001年の大人たちへ」がもう16年前になっている(笑)

みかめ:当時のファミコンのチラシによるとファミコンのソフトは平均4~5千円台。実際に値段を意識し始めたのがスーパーファミコからだから、ソフトの1万円越えは当たり前くらいに思っていたけど…親には頭があがりません。

『FF6』は希望小売価格が11,400円!
みかめ:そんな『FF 6』も同梱されている「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」。お得感が半端ないですね(笑)

…というわけで、盛り上がりをみせた座談会はひとまずこれにて終了と相成りました。遊んだ人の数だけ思い出があります。ぜひ「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」をプレイしながら、または眠っているハードを引っ張り出し当時を思い出しながら語ってみてはいかがでしょうか。
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