今年の新語2016が「ほぼほぼ」に決定! 「神ってる」は選外に【若者言葉クイズあり】

今年の新語2016が「ほぼほぼ」に決定! 「神ってる」は選外に【若者言葉クイズあり】

国語辞典づくりに定評のある三省堂が、毎年この時期に選定する「今年の新語2016」の大賞に「ほぼほぼ」が輝いた。他にノミネートされた言葉や、ネット上での反応など詳しい情報をまとめた。

今年の新語2016は「ほぼほぼ」に決定!

三省堂が毎年、公募の中から決定している今年の新語の2016度版の大賞に「ほぼほぼ」が輝いた。

「今年の新語大賞」は、2014年に選考委員の一人がTwitterで「#今年からの新語」と題してこの先も使われそうな新語を募集したことから始まった。翌年からは、会社として「今年の新語2015」を決定し、今年は正式には2回目となる。

そんな新語大賞2016の特設ページには、今回の応募総数はのべ2,834語(異なり1,182語)まで伸び、それを3人の審査員(いずれも国語辞典の編集委員)が審査した。
大賞の「ほぼほぼ」の選考理由は、ずいぶん前から言葉としてはあったが、「今年よく耳にした」からであるという。辞典に載るかもしれない意味としては、「『ほぼ』を繰り返して気持ちを強めた言い方」だという。

「ゲスい」「パリピ」 大賞を逃した言葉たちも「エモい」

三省堂の「今年の新語2016」の大賞は「ほぼほぼ」に決まった。しかし、大賞と同時に「今年の新語2016」のトップ10も発表された。
「今年の新語2016」のランキングは

1位「ほぼほぼ」
2位「エモい」
3位「ゲスい」(ゲスな感じだ。下品だ。やりかたが きたない。えげつない。)
4位「レガシー」(あるイベントのためにつくった施設が、のちのちまで再利用できること。また、その施設。)
5位「ヘイト」(1、にくしみから来る、差別的・犯罪的な行為(コウイ)。「―団体・―クライム〔=差別にもとづく犯罪〕」2、ヘイト スピーチ)
6位「スカーチョ」(裾が広がりゆったりとして履きやすく行動しやすい、女性用の衣服。)
7位「VR」( 想像することはできるが現実には存在しない事柄を、コンピューターを操作することによって、あたかも実在するかのような、視覚的・聴覚的に捉えられる映像によって表わすこと。また、そのための技術。)
8位「食レポ」(料理を食べてみた感想のレポート)
9位「エゴサ」
10位「パリピ」

となった。
ここでクイズ!あなたはわかるかな?若者言葉クイズ卍

今年の流行語大賞「神ってる」は選外に!

「今年の新語2016」は、三省堂が主催して発表していて、ユーキャン主催の「今年の新語・流行語大賞2016」とはまったく別のものである。
しかし、それぞれ今年の世相を反映するようなワードが並ぶ。「ゲス」関連やネット関連の言葉など、共通性もなくはない。

そんな中、「今年の新語・流行語大賞2016」で大賞に輝いた、プロ野球・広島東洋カープの快進撃と鈴木誠也選手の活躍から生まれた「神ってる」は、「今年の新語2016」のトップ10から選外となった。
選外になった理由については、明らかにされていない。

気になる「今年の新語2016」選考委員の選評は「形容詞が健闘、威力を示す外来語」

「ほぼほぼ」が大賞に輝いた「今年の新語2016」には、選考委員からの選評も掲載されている。
「ほぼほぼ」が今年生まれた言葉ではないことや、形容詞が多くノミネートされている特徴について説明されている。

また、ハフィントンポストによれば、3日に行われた「今年の新語2016」の授賞式にゲスト参加した伊集院光さんが、「PPK(ピンピンコロリ)」という言葉が高齢者の間で流行ったことを指摘し、「同じ世代や、同じ考えの人しかわからない言葉の分断化が進んでいるのでは」と最近の言葉を扱われ方に言及した。
来年は、どのような言葉が生まれるのだろうか。注目が集まる。

「流行語大賞より納得」 ネット上では安堵の声

三省堂が主催する「今年の新語2016」の大賞が「ほぼほぼ」に決まったニュースを受けて、ネット上でも意見が飛び交っている。
中でも、「神ってる」が大賞となり物議をかもした、「新語・流行語大賞2016」よりも「納得した」という声が多かった。









来年度以降も、多くの注目が集まりそうだ。

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