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〈稲船敬二インタビューpart1〉ロックマン、鬼武者、デッドライジングを作った男

2010年9月13日 11時00分 ライター情報:tk_zombie

ことばの端々から溢れるバイタリティに圧倒されましたが、一方でびっくりするようなジョークも交えるイタズラ心も。

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ーーよろしくお願いします。稲船さんのゲーム、特に「デッドライジング」のファンなので、お会いできてとても緊張しています。

稲船(名刺を見ながら)tk_zombie……お名前がゾンビなんですか(笑)。ぼくも大好きなんですよ。

ーー存じ上げております!その話も後でじっくり聞かせてください。まず最初に、稲船さんがゲームをお仕事にされたきっかけを教えてください。

稲船 子供の頃から絵を描くのが大好きで、自分の好きなことを職業にしたいと思ってこの業界に入ったんです。得意なことで勝負したら、負けても納得いきますから。それも誰かが作ったのを描くんじゃなくて、自分で作り出したかった。当時のゲーム業界は若い業界で、一年か二年上の先輩しかいない。それなら若い人の力が使われるじゃないかと思ってカプコンに入ったら、いきなりメインでデザイナーでした。願ったり叶ったりですよ。

ーー海外でも有名な*「ロックマン」のキャラクターデザインですね!それ以降、企画、プロデューサー、エグゼクティブ・プロデューサーと仕事の幅を広げられています。

稲船 「ロックマン」シリーズを作ってくうちに、今度はデザイナーだけではできないことがやりたくなってきた。極端にいうと、デザイナーは上からの指示でやっていく仕事なんです。「こんな絵描いて」と言われないと描けない。ぼくは仕事が速かったんで、「やって」っていわれた仕事がすぐ終わっちゃう。それでウロウロしてたら「稲船は遊んでる」といわれて。でも指示がもらえないから、企画に「じゃあぼくやるよ。マップ書こうか」と声をかけた。ここから入りました。


ーー私なら仕事している振りをしてしまいそうです。

稲船 で、だんだん絵を描くよりもゲームを作るほうが面白くなってきた。そのうちにゲーム業界にも全体をまとめていくプロデューサーという役割が出てきたから、「やります」と一番に手を上げました。当時はプログラマーや企画からプロデューサーになる人はいたけど、デザイナーからという人はいなかった。地位でいうと、ぼくらデザイナーは下のほうだったんですよ。「稲船がんばってるから部長待遇ぐらいはしてあげるよ」っていわれた。

ーー部長”待遇”で部長ではない?

稲船 そう。「デザイナーは部長にはなれないから」って。そのとき「何をいってるんだ」と。「絶対なってやる」そう思った。だから企画とかいろんなことをやりつつ、自分のことを企画マンとはいわなかったです。

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tk_zombie

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