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〈稲船敬二インタビューpart4〉仕事は大嫌い。早く引退してラクになりたい

2010年10月12日 11時00分

ライター情報:tk_zombie

「苦しいからあえてやる」と言うときもうわずった力みは無く、淡々と落ち着いていたのが印象的でした。

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他との違いは「ゾンビ愛」!ゾンビパラダイスアクションの最高峰「デッドライジング2」を9月30日にリリースした稲船さん(私もプレイしてます。最高にパラダイス)。今回はゾンビが好きな理由から一転、仕事に対する姿勢や現在取り組みを進めているソーシャルゲームについてお聞きしました!

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ーーうまく言葉になりませんが、デザイナーのプロデューサーとしてパイオニアでやってらっしゃったことと、ゾンビのお好きな理由が何かシンクロするような気がしました。

稲船 そうですか? ……でも、つらいもの、怖いものが好きなわけじゃないんですよ。よくつらいものとか怖いものとか痛いものとかに負けたくない人っていますけど、ぼくもそうかもしれない。人一倍恐がりだからホラー映画を観ているのかもしれないし、ムチャクチャ欲望に弱いから欲望に負けない人間を描きたいのかもしれない。肝試しですね。自分の弱い部分を克服したい。

ーー弱さを克服するために、普通の人なら嫌がることをあえてやる

稲船 ぼくは苦しいことがあると、もっと苦しいことを選びなさい、と人にいいます。自分もそうします。今が苦しいから逃げるんじゃ無くて、もっと苦しいことを選ぶ。それを乗り越えちゃえば、今苦しいことぐらい全然ラクになる。たとえば、仕事を頼んで「いやもうこれ以上無理です稲船さん」っていう人にはすっごい怒ります。そうじゃない。無理だからやるんだよ。無理だからやることによって自分は成長するんでしょって。しかもチャンスを与えられてるのに、なんで楽なほうを選ぶんだよって。その代わり、ぼくはその人以上に仕事します。「稲船さんがやればいいじゃないですか。ぼくばかりに仕事を回して稲船さんが遊んでるんならやりません」っていわれたら、終わりですよね。絶対にいえないようにしちゃう。「そんなんいうけどね。ぼくこんだけ仕事を抱えるんですよ……。……え? 稲船さんはさらにその倍?」みたいな。

ーーすごく仕事がお好きなような……

稲船 逆です。大嫌いですよ! 早く引退してラクになりたい。だから今ムチャクチャ仕事するんです。仕事が好きなら、ゆっくりとそれだけやっていればいい。リーダーなんてやらずに、「デッドライジング」一個だけゆっくりやって高い給料をもらう。そんなクリエイターはいっぱいいますからね。でも、ぼくはそうじゃない。苦しみながらやれば、リーダーにもクリエイターにもなれるんです。

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tk_zombie

1978年生まれ。昼間はサポートセンターに勤めつつ、夜はゾンビに関するものを収集。『映画秘宝』を定期購読しています。好きなゾンビ映画は「ショーン・オブ・ザ・デッド」、好きなゾンビゲームは「デッド・ライジング」、ゾンビならだいたい好きですが、特に好きなのは歩くゾンビ。
ツイッター/@tk_zombie
タンブラー/Keep Zombieness

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