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刀剣をイケメン男子に擬人化「刀剣乱舞」がオタク女の心をつかむ4つの理由

2015年1月19日 10時50分

ライター情報:青柳美帆子

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1月14日からサービススタートしたDMMのオンラインゲーム「刀剣乱舞」。日本海軍の艦船を擬人化した「艦隊これくしょん」で大ヒットして、一気に増えた擬人化ソーシャルゲーム。「俺タワー」「御城プロジェクト」「車なごコレクション」などに続いて、今度は「刀剣」をイケメン男子に擬人化だ!

西暦2205年。歴史改変を目的とする「歴史修正主義者」によって、過去への攻撃が始まった。それを阻止するべく送り出された「審神者(さにわ)」は、物の想いや心を目覚めさせ、戦う力を与える能力を持っている。審神者によってふたたび生を与えられたのは、刀剣の付喪神「刀剣男士」。歴史改変をはたして防ぐことができるのか──?

原作はニトロプラス。世界観監修・シナリオは「ガンパレード・マーチ」の芝村裕吏だ。海法紀光とAkiharu Szuharaらも参加している。

「刀剣乱舞」は、スタートしてまたたく間にユーザーの心をつかんだ。主に女性ユーザー、言ってしまえばオタク女の心をガッチリ握ったのだ。もちろん私も例外ではない。
なぜ「刀剣乱舞」はオタク女の心をこうも掴んだのか? 4つの方向から考えてみた。
刀剣をイケメン男子に擬人化した「刀剣乱舞」。加州清光

1:ただのイケメンじゃない 「トラウマ持ちのイケメン男子」需要



「刀剣乱舞」の刀剣擬人化男子、「刀剣男士」たちは、揃いも揃ってイケメンだ。こう書くと「イケメンならなんでもいいのかよ」とツッコミが入ってくるかもしれない。とんでもない! 今のご時世、単なるイケメンキャラは山ほどいる。イケメン要素は確かに重要だが、それだけでは足りない。
ここ最近のオタク女ウケするキャラクターはだいたいみんな「トラウマ」を持っている。トラウマとまではいかなくても、挫折していたり、裏切られていたり、強いコンプレックスを持っていたり、心を閉ざしていたり、人と深く付き合えなくなっていたり、ざっくり言えばかわいそうな目に遭っている。そのトラウマを解消してあげることが、恋愛や友情のきっかけになるという構図だ。
刀剣男士は刀剣だ。人を斬って殺す道具。元の持ち主の多くが戦いの中で死んでいるし、中には自害に使われることもある。刀剣男士たちはその記憶を持っているので、どこかに陰のあるキャラクターが多い。

たとえば、加州清光。沖田総司の佩刀(はいとう。持っている刀)といわれている。「扱いにくいが性能はピカイチ」と自称する清光は、戦闘で負傷すると「……こんなにボロボロじゃあ、愛されっこないよな……」、傷を癒してあげると「修理してくれるって事は、まだ、愛されてんのかな」とぼやく。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

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