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公立高校でニンテンドー3DSを用いたBASICの授業開始、その狙いを聞く

2015年8月18日 10時50分 ライター情報:小野憲史
左から泉尾高校・大見真一先生、中村泰孝校長、スマイルブーム・小林貴樹社長・徳留和人取締役

高校卒業後の人生の方が圧倒的に長い


10 CLS
20 PRINT ”バカ”;
30 GOTO 20

このプログラムを入力して実行(=RUN)させると、はたして何がおきるのか!? わかった人はBASIC世代ですよね。画面中が「バカ」という文字で埋め尽くされて、強制終了するまで永遠に続く。たぶん誰もが一回は書いたことのある有名なプログラムでしょう。ここからFOR NEXT文で文字色を次々に変えたり、INPUT文で入力した単語を画面に表示させたり、いろいろ派生形を作りましたよね? 僕だけ? またまた~謙遜しちゃって!

実際、1980年代のホビーパソコンには、BASIC(=Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code)という入門用のプログラミング言語が標準で搭載されていました。誰もがパソコン雑誌を片手にゲームプログラムを打ち込んでいたものです。そこから残機数を増やしたり、マップを書き替えたりと、自分なりに改造しながら、自然にプログラムを覚えていきました。筆者もその一人で、初めて買ったのが「日本のアップル2」と呼ばれたPC-6001。もう30年以上も前の話です。いやー、なつかしいなあ。

大阪の高校でBASICの授業導入が実現


1921年に創立で高等女学校が前身の大阪府立泉尾高等学校

なんと、このBASICがニンテンドー3DS向けに「プチコン3号 SmileBASIC」として絶賛販売中なんですよ。メーカーはヘンテコなゲームづくりで定評のある北海道のスマイルブーム。しかも、このソフトを授業で導入する高校があるという! その名も大阪府立泉尾高等学校(大阪市大正区)。この時代を逆行する施策に魂をうばわれ、さっそくお邪魔して、話を伺ってきました。
取材は校長室で行われ、和気あいあいとした雰囲気で行われた

キーマンとなったのは情報の授業を担当する大見真一先生。もともと泉尾高校ではニンテンドーDSを用いた授業支援システム「ニンテンドーDS教室」を導入していました。しかしDSから3DSに市場が切り替わる中、本システムの活用頻度も少なくなり、終了気味になっていきます。一方でスマイルブームも任天堂経由で泉尾高校の存在を知ることに。さっそく学校を訪問し、意気投合した結果、この2学期から新たに授業で導入する運びとなりました。
プチコン3号の導入経緯について語る大見先生

プチコン3号が導入されるのは3年生の選択科目「パソコン演習」で、1回の授業における生徒数は約20人。これが2クラス実施されます。スマイルブームからはNew ニンテンドー3DS LLとプチコン3号、そして公式ガイドブック「ニンテンドー3DSでプログラミング!プチコン3号 ーSMILE BASICー 公式ガイドブック」が30セットずつ無償貸与されるほか、さまざまなサポートも行われる予定です。

ライター情報

小野憲史

主夫ときどきゲームジャーナリスト。趣味でNPO法人IGDA日本代表

URL:Twitter:@kono3478

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