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当初の敵は「お父さん」と「お母さん」だった。映画「プリンセスプリキュア」監督に聞く

2015年11月13日 09時50分

ライター情報:青柳美帆子

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10月31日から公開している「映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」。3本立てのひとつ、長編セルアニメーション作品「パンプキン王国のたからもの」は、パンプキン王国の姫・パンプルルを、プリキュアたちが助ける物語だ。
企画の経緯やストーリー秘話、3本立てならではの苦労を、監督の座古明史さんと、アシスタントプロデューサーの二階堂里紗さんにうかがった。
座古明史(ざこ・あきふみ):茨城県出身。主な参加作品にTVプリキュアシリーズなど。「フレッシュプリキュア!」後期シリーズディレクター、「トリコ」シリーズディレクター、「劇場版トリコ 美食神の超食宝(スペシャルメニュー)」監督も務める。東映アニメーション所属。

「今度劇場をやるんだけど」「はいやります!」


──座古監督は長らく「プリキュア」シリーズに関わっていますが、監督として参加されるのは初めてですね。どのような経緯で長編の監督を担当されることになったのでしょうか。

座古 僕の演出デビューが、シリーズ初代の「ふたりはプリキュア」。そこから「フレッシュプリキュア!」まで、基本的にプリキュアの演出をやっていて、「劇場の監督をいつかやりたいな」という気持ちはずっと僕の中にありました。そこでプリキュアシリーズでも「トリコ」でも一緒に仕事をしていた鷲尾天プロデューサーから「今度劇場をやるんだけど、どうですか?」と訊かれて、「はいやります!」と食い気味で返事をさせてもらいました(笑)。

──鷲尾プロデューサーから話があったときから、今と同じ「3本立て」企画だったんですか?

座古 いえ、最初は例年通りの秋のプリキュア映画で、というお話でした。ただ、「CGで5分の短編をやろうと思っている」という話はありましたね。それが途中で、「CGの中編も加えて、3本立てにします」という形になったんだと記憶しています。ちょうどシナリオのベースになるものができたくらいの段階だったかな。二階堂さんが企画に加わったのもちょうどそれくらいですよね?
二階堂 そうですね。シナリオの秋之桜子さんが合流した段階で、一緒に打ち合わせに出るようになりました。その段階で既に「ハロウィン」というモチーフも決まっていたんです。最近、ハロウィンが日本の子どもたちにも浸透している。なので今年はハロウィンでいきましょう!という鷲尾プロデューサーの発案で。今まで挑戦したことがなくて、「プリンセス」というシリーズのテーマと組み合わせたときに意外性がある、という点にも期待していました。
座古 お祭り感がありますよね。でもよく考えると、ハロウィンは「お盆」みたいなものだから、日本だったらナスに脚が生えてる妖精がいっぱいいる国に行くことになっちゃうのかな(笑)。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

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