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ドナルド・トランプがボードゲームになっていた。「TRUMP THE GAME」が意外に傑作

2016年11月17日 10時00分 ライター情報:杉村啓
2017年にアメリカ大統領就任予定のドナルド・トランプ。その彼をモチーフにしたボードゲームがある。

ゲームの名前は「TRUMP THE GAME」。1989年にアメリカで発売された。
トランプの肖像が描かれているパッケージ。おそらく40代の頃。

当時壊滅的に冷え込んでいたアメリカのボードゲーム界が、トランプからお金を引き出して作られたものだそう。一見、これでもかとトランプを前面に出しているキワモノなゲームにしか見えない。だが、遊んでみるとこれが面白い、大傑作だった。

説明書の序文に書かれているトランプのメッセージを引用しよう。

「権力を感じてください! そして取引をするのです!」

ゲームの目的はお金を稼ぐこと


勝利条件は極めて明快。ゲーム終了時にお金を一番持っていた人が、真の「トランプ」であり、勝利者だ。

ゲームで扱うものは「8つの資産」「Tの駒」「ダイス」「トランプカード」。これらを駆使して、ゲーム内通貨である「100万トランプドル札(以下トランプ$)」をたくさん集めた人が勝ちとなる。

駒の形も「T」だし、ダイスは6の代わりに「T」が描かれているし、カードもトランプの顔写真が描かれているし、どれだけトランプだ! という気持ちになるが落ち着いて所定の位置に置こう。このときに、50トランプ$をそれぞれの資産の箱には入れておく。
ボードの所定の位置に8つの資産を配置し、スタートのマス目に「T」の駒を置いて設完了だ

扱うトランプ$にもトランプの肖像画が描かれている。数年後にはアメリカのお札がこうなっているかもしれない。ちなみに単位が100万ドルなのは、「私は何百万ドルというお金の話をしています」とトランプ自身が言っているから。それ以下のお金には興味がないのだ。
トランプの肖像が描かれたミリオントランプドル札。100、50、10の3種類がある。もしかしたら数年後のドル札がこのように……?

設営が終わったら、トランプカードと、トランプ$をそれぞれ参加者に配り、ゲーム開始だ。

資産を購入する第一フェイズ


ゲームは2つのフェイズにわかれている。

第一フェイズの目的は、盤上にある8つの「資産」を購入すること。HOTELやAIR LINE、Tropical Islandといった資産は箱状になっていて、中にお金が入るようになっている。ゲーム終了時に開封し、その資産の所有者が中のお金を手に入れることができる。

ゲームの進め方は、自分の番がきたらモノポリーのようにダイスを振り、出目の分だけ盤上を進み、止まった先の指示に従う。

モノポリーと違うには、資産に止まれば購入ではないこと。資産に止まったら、その資産には銀行から10トランプ$が投資される。プレイヤーが止まれば止まるほど、その資産にはお金が貯まっていく。

ライター情報

杉村啓

醤油と日本酒と料理漫画とその他諸々をこよなく愛するライター。なんでも超丁寧に解説します。近著に『白熱日本酒教室』(星海社)、『醤油手帖』(河出書房新社)ほか。

URL:醤油手帖

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