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「グリューエルは気が利くね~」あの一言に集約〈「モーレツ宇宙海賊」佐藤竜雄監督に更に聞く1〉

2012年6月28日 11時00分 ライター情報:丸本大輔
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「モーレツ宇宙海賊」で、毎回番組の最後に映し出されるエンドカードは、佐藤竜雄監督の直筆。そのエピソードに出てきた印象的なセリフなどが、力強いタッチの毛筆で書かれている。6月30日(土)深夜から順次放送される最終話のエンドカードでは、どのような言葉が書かれているのか? 茉莉香役の小松未可子さんの書いた文字と絵がエンドカードになった19話のような、変化球の可能性も?

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女子高生でありながら、宇宙海賊船・弁天丸の船長になった加藤茉莉香と、その仲間たちの活躍を描く、「モーパイ」こと「モーレツ宇宙海賊」。TVアニメでは久々の本格スペースオペラとして、1月の放送開始直後から話題を集め、第5話終了時に公開した佐藤竜雄監督のインタビューも、数多くのアクセスを記録しました。というか、今でもアクセス数が増えてます。
いよいよ今週末には、最終回(第26話)が放送されるということで、弁天丸ら宇宙海賊軍団と、謎の美女クォーツが艦長を務める機動戦艦グランドクロスの最終決戦を前に、再び佐藤竜雄監督に直撃しました。前後編のロングインタビュー、まずは前編です。

――前回のインタビューを掲載した直後あたりから、作品の人気がさらに高まった印象ですね。
佐藤 最初は「モーレツ? 女子高生が宇宙海賊?」と思って敬遠気味だった人にも、5話の電子戦を描いたあたりで、がっつりとSFをやる作品だと分かってもらえたようですね。あと、直接的な戦闘描写がなく電子戦で戦うという展開に、驚いてくれた方も多いようで。いわゆる昔のSFアニメのファン。僕と同じか、僕より上くらいのファンの方で、最近のアニメの流れにはどこかついて行けてなかった人も、見てくれるようになったというのは感じました。あと、意外と若い子も見てくれているようなんですよ。僕の友達の娘や息子、20代や10代の人たちには、「どこが面白いのか分からないけど、面白い」と言われますね(笑)。おそらく、最近はこういう積み上げ系の作品が無いから、珍しいのだと思います。今のアニメは、ポイントポイントで変化を提示していくので、重ねていくというやり方をしてないですから。
――重ねていくというのは、ヒロインの茉莉香がさまざまな経験を経て、少しずつ成長、変化していくというところでしょうか?
佐藤 そうですね。あとは、描写的な部分で。例えば、ミーサって、最初は物腰こそ優しいけど、わりと強面の姉ちゃん系だったじゃないですか。でも、(茉莉香の母親の)梨理香が母親然としてない分、時間が経つと、ミーサが母親的な感じで茉莉香を見守るようになっていて。そういうキャラクターの距離感の変化だったりを、話数を重ねて行く中で感じられる。それが珍しいんでしょうね。
――後半のミーサは、そっと茉莉香を見守っている感じですよね。黙って頷いてたり、密かに微笑んでるようなシーンが多くなりました。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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