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川上とも子は誰よりも少女革命ウテナだ。今も輝いている「少女革命ウテナ テアトルAN上映会カシラ」レポ

2012年12月10日 11時00分

ライター情報:青柳美帆子

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『少女革命ウテナ』の幾原邦彦監督。最新作は2011年の『輪るピングドラム』。イベントに出演する幾原監督は赤い服を着ていることが多いのですが、今回もやっぱり赤かった!

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「本編上映の前に、皆さんに見ていただきたい映像があります」
司会進行のスターチャイルドの池田慎一プロデューサーの言葉のあとで、館内が暗くなります。壇の中央にいた幾原邦彦監督が、舞台袖の方に移動します。
スクリーンに映し出されるピンクの文字。
「TOMOKO KAWAKAMI 1970-2011」

12/8にテアトル新宿で行われた「少女革命ウテナ テアトルAN上映会カシラ」。15周年を迎えたアニメ『少女革命ウテナ』のオールナイトイベントです。チケットは指定席・立ち見席ともに約2分で完売。そんなイベントに、cakesのひらりささんと参戦してきました。
今回のイベントは、待望のBD-BOXの発売を記念したもの。幾原邦彦監督のトークイベントに、TV版のセレクション上映に、観客へのプレゼント抽選と、あっという間の六時間。幾原監督による上映回のセレクションは、「川上とも子セレクション」と称されています。
川上とも子さんは、『ウテナ』の主役・天上ウテナを演じた声優。他の代表作に『ヒカルの碁』(進藤ヒカル)、『ARIA The ANIMATION』(アテナ・グローリィ)、『AIR』(神尾観鈴)などがあります。
川上さんは2011年6月に病気で亡くなりました。声優界に与えた大きな影響と貢献を讃えて、2012年3月の第6回声優アワードで〈表彰すべき特別な活動〉に対する賞「声優アワード特別賞」を受賞しています。
ウテナは、男装をしているボクっ娘。でも「王子様になるんだ!」と言うのと同じ口で、「ボクは女の子だよ」とあっけらかんと言えてしまう。アンバランスなキャラクターなんです。そのアンバランスさを支えているのが、明るくまっすぐな川上さんの声。『ウテナ』という作品も、ウテナというキャラクターも、川上さんの声を欠かすことはできません。

スクリーンには、川上さんの笑顔の写真が流れています。音楽は「光さす庭」。この曲は、TV版でも劇場版でも「大切な人との思い出」を象徴するシーンで使われています。
写真がビデオに切り替わります。笑い声のあとに、「もー、遊んでないで仕事してくださーい!」と可愛く怒る川上さん。
そして最後に、「川上とも子は誰よりも少女革命ウテナだ。今も輝いている 幾原邦彦」の文字が出てきます。

「『川上とも子セレクション』ということで、川上とも子さんのコーナーにしようかと思っております。皆さん御存知のように、ウテナ役の川上さんは昨年の6月にお亡くなりになりました。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

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