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「はわはわ」するのも「ARIA」からの伝統。佐藤順一監督×茅野愛衣「たまゆら」対談2

2013年7月24日 11時00分

ライター情報:丸本大輔

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佐藤順一監督の最新作「たまゆら~もあぐれっしぶ~」の最新キービジュアル。中央でカメラを構えているのが茅野愛衣の演じる新キャラクター三谷かなえ。茅野と同様、癒し系オーラを感じさせるのは、本人がデザインのモデルだから?
(C)2013佐藤順一・TYA/たまゆら製作委員会

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現在放送中のTVアニメ「たまゆら~もあぐれっしぶ~」。広島県の竹原に引っ越してきたカメラ好きの高校生・沢渡楓と、その友人たちの日常や友情を描く、「たまゆら」シリーズの最新作です。
佐藤順一監督と、新キャラクター三谷かなえを演じる茅野愛衣、初めての対談。後編は、今後の展開どころか、かなえの将来についての話題も?
(前編はこちら

かなえちゃんって、友達はいますか?

――茅野さんは、かなえをどんな風に演じようと意識されていますか?
茅野 この世界観の中で、異質なものではいたくないと思ったので、主張し過ぎない方が良いのかなと。OVAや1期(「hitotose」)では、当然、かなえちゃんのことは描かれていないんですけど。そのときも彼女は、同じ世界で同じ時間を過ごしていると思うんです。だから、新キャラではあっても、一緒の空気の中に馴染んでいられたら良いなという気持ちで、アフレコに臨みました。
――佐藤監督は、茅野さんの演じるかなえに、どのような印象を?
佐藤 最初の登場シーンが「ARIA」と「たまゆら」を通じて、初の悪役登場かっていう感じなんですよね。
――1話では、電柱の影から楓たちを見ていて。2話では、突然、写真部の部室に来て「あなた、写真部を作ったんですって!」とだけ言い残し、去る。
茅野 「ですって!」って、しゃべり方からして悪役みたいで。
佐藤 それをなじませるのは、難しかったでしょうね。
茅野 難しかったです。どう考えても、悪役の登場ですけど、きっと悪い子じゃないとは思っていたので。それを、どうやって表現しようかなって。
佐藤 僕の方は完全に(放り投げるジェスチャーをしながら)、ぽ~んって感じですね(笑)。
――特に何も伝えず、茅野さんが、どう演じるのかなと?
佐藤 そうです。あのセリフも、悪役っぽくやろうと思えばいくらでもできるんですけど。そうはしないというバランス感覚ですよね。なるほどなあ、と思いました。今の話を聞いていても、まさにそうだなって。「hitotose」までの間も、映らないところにずっといた空気は感じました。
――3話で、かなえは緊張してうまく話せなかっただけだと判明しましたが。茅野さんは、2話までのアフレコの時点では、そういった情報をまったく知らなかった?
茅野 はい。後の回の台本を頂いてから、そういうことだったんだ~って。毎回、それが台本をもらう楽しみでもあるんですけどね。あ、でも私、かなえちゃんについて、すごく心配なことがあるんです……。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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