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「少女革命ウテナ」幾原監督最新作「ユリ熊嵐」を待ちながら、アニメ業界小説『ハケンアニメ』を読むべし

2014年8月25日 09時00分

ライター情報:青柳美帆子

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ついに発表された幾原邦彦監督作品「ユリ熊嵐」! 情報のさらなる公開を待ちながら、読んでおきたい小説がある。辻村深月の『ハケンアニメ』。幾原監督をモデルにしたアニメ監督「王子千晴」をめぐるアニメ業界小説だ。

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「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」の監督、幾原邦彦の新作アニメが発表された。5日前からはじまっていた、「ピングベアプロジェクト」サイト上でのカウントダウン。今日2014年8月25日、カウントがゼロになった。
タイトルは「ユリ熊嵐」。タイトルの下には「LOVE BULLET」の文字。キャッチフレーズは「その透明な嵐に混じらず、見つけ出すんだ」。

キャラクター原案は森島明子、キャラクターデザインは住本悦子、アニメーション制作はSILVER LINK。同名のコミックが2014年3月から「コミックバーズ」で連載開始している(漫画担当はキャラクター原案と同じく森島明子)。

軽く漫画版第1話の内容を説明してみよう(試し読みもできる)。
クラスで存在感のない〈透明な女子高生〉椿輝紅羽は、転校生の百合城銀子に対して「実は彼女は、人間ではなく熊なのではないか?」という疑問を抱いている。紅羽は銀子のことが気になってしかたがないのだが……?
1話の段階では「???」という部分はあるものの、まだそこまでおかしな展開になるわけではない。ただし、2話・3話と続いていくと、「?????」が増えていく。

実は2013年の3月、「少女革命ウテナ」関係のトークイベントですでにPVが公開されている(逆に言えば、PVが公開されてから1年半を経ての今回の発表だ!)。
そのPVでは「ユリ裁判!」「運命のキス!」という単語が行きかっていたのだとか。「少女革命ウテナ」の「世界を革命する力を!」、「輪るピングドラム」の「生存戦略ー!」といった、これぞ幾原ワールドというワード。今後アニメ放映に向けて情報が増えていくにつれて、ますます「?」も増えていくのだろう。

「ユリ熊嵐」に向けて、読んでおきたい本がある。8月22日に発売された辻村深月の『ハケンアニメ!』だ。これは雑誌「an・an」(アンアン)で連載されていた、アニメ業界を舞台にした小説だ。タイトルの「ハケン」とは「覇権」で、そのクールで1番(一般には、売上的な意味で)のアニメを指すネット用語のこと。

本著は全3章で、それぞれ主人公は違う。ただし、中核となる人物がいる。彼の名前は「王子千晴」。初監督作品である「光のヨスガ」が伝説となり、「日本の地上波アニメの歴史を十年進めた」と言われる人物だ。作品だけではなく、外見もいわゆる美少年的なイケメンで、立ち居振る舞いの自由さはまさに「王子」。
しかし王子千晴は、「ヨスガ」以降9年間沈黙を続けた。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

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