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光のコミケってなんぞ? NHK特番「知られざるコミケの世界」の反響を考える

2015年1月13日 10時00分

ライター情報:たまごまご

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NHK特番『知られざるコミケの世界』。オタク文化に対して好意的にまとめられた番組でした。その一方でTwitterでは「光のコミケ」「闇のコミケ」という謎の単語が。一体これは何?

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1月12日、NHK特番で『知られざるコミケの世界』が放映されました。
コミックマーケット87に実際に取材に行き、生の映像を映すというもの。
顔や出展物にモザイク等はほとんどかけない、ありのままを映そうとする企画でした。
全体的にコミケに対して、好意的な姿勢。
いかに楽しくみんなが盛り上がっている場所なのかを解説していました。
そういえばコミケ87にはNHKも出展していましたね。
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ところが放映後、Twitterでは「これは光のコミケだ」「闇のコミケを映していない」という声が一気にあがりました。
えっ、光? 闇?
「きれいなところばっかり撮って、ドロドロした部分は映していないじゃないか」という話。
いやいやドロドロなんて見たくないじゃん! 
と思いつつも、その気持ち、コミケに通い詰めて何年もたつ自分も、ちょっとだけわかるのです。

1・今まで虐げられてきた反動からのコンプレックス
オタク文化に対する報道は、「珍妙なもの」という扱いが多かった。
例えば以前のTVタックル。
大炎上「TVタックル」アニメ規制特集、規制賛成派から見た「オタク」の姿 - エキレビ!(1/4)
偏向報道とは言い切れません。ただ「そういう目で見られているのか」というショックを感じた人は多かった様子。
特に未だに宮崎勤事件の時のバッシングを覚えている人、テレビの発言で心に傷を負った人、オタク趣味を「テレビでオタクは云々」と言われて家族に隠さざるを得なかった人にしてみれば、メディアに対しての反感は、ものすごく大きいです。





NHKは以前から「MAGネット」をはじめ、多くの「オタク向けサブカルチャー番組」を手がけていました。「日本戦後サブカルチャー史」でもオタク文化はひとつのカルチャーだと解説。
そんなNHKであっても、やはり拒絶反応は出ます。
特に今まで「コミケ」を「ぼくたち・わたしたちの解放の場」と捉えていたら。そりゃ、カメラが踏み込んでくることに抵抗も覚えます。

一方で、若い子からは「これでコミケに行けるようになった!」と喜ぶ声もあります。




「NHKでやってるから見る」という家庭は多かった様子。
特に50代の参加者へのインタビューが多く、「普段真面目で、この時だけ楽しむ大人もいる」というのをきちんと見せていました。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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