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原作者・松井優征も文句なし。映画「暗殺教室─卒業編─」製作報告会見レポ

2016年2月23日 09時50分

ライター情報:オグマナオト

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「ラストまであと5回」

昨日2月22日発売の「週刊少年ジャンプ12号」において、累計発行部数2000万部(既刊17巻)を誇る人気マンガ『暗殺教室』が3月発売の「週刊少年ジャンプ16号」で完結することが発表された。

同じ日の午後、東京国際フォーラムで映画「暗殺教室 -卒業編-」(3月25日公開)の製作報告会見が行われ、原作者である松井優征も登壇。自ら、原作マンガの最終回と映画公開が同タイミングになった背景を語った。
原作者・松井優征と、心配そうな殺せんせー

原作者としては満足する脚本に仕上げていただいた


「『暗殺教室』という作品は、連載開始当初からほぼ全てのストーリーが決まっていました。特に終わり方、エンディングに関しては、これじゃないとダメ、というのがありました」。

主人公・潮田渚役の山田涼介、赤羽業(カルマ)役の菅田将暉、死神役の二宮和也、雪村あぐり役の桐谷美玲、柳沢誇太郎役の成宮寛貴など豪華俳優陣が並んだ舞台上。ひと通りの挨拶が終わった後、マイクを握って語り出したのは俳優陣ではなく、原作者である松井優征だった。

「映画オリジナルのエンディングを採用されると、一番伝えたいところが伝えられなくなってしまう。だからといって、原作が終わってから映画を作り始めるとタイムリー感をなくしてしまう。そこで、こちらのほうから『原作が終わるタイミングにあわせて映画を公開するのはどうか』というご提案をさせていただきました」。

今回の「暗殺教室プロジェクト」が特異な点は、原作マンガも映画も、さらには1月から放映が始まったアニメ第2期も、同じタイミングで同じストーリーが描かれること。だからこそ、人気マンガの映画化の際いつも議論になる「原作との乖離問題」は、本作に限ってはないことが原作者の口から明言された形だ。

「(原作と映画で同じエンディングを描くためには)半年くらい前、映画を撮り始める段階で、ストーリー、キャラクターのセリフ、シーンを具体的に共有しておかなければならないので、前作よりかなり深くかかわらせていただきました。羽住(英一郎)監督は、原作を大事にしてくださる方。何度も打ち合せをさせていただいて、そのおかげで原作者としては満足する脚本に仕上げていただいたと思っています」。

ちなみに、原作であるマンガ『暗殺教室』の最終回のペン入れはまだ先、と語った松井。つまりは原作と映画が同じエンディングになっている、どころの話ではなく、原作が後から追いつくという逆転現象が生まれている、ということになる。

ライター情報

オグマナオト

福島県出身。『週刊野球太郎』『web R25』を中心にスポーツネタ、野球コラムを寄稿。構成した本に『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』『福島のおきて』など。

URL:Twitter:@oguman1977

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