Ntflix最新43話では、テラハ史上過去最大級の事件が勃発! その衝撃にスタジオもネットも騒然となっている。
新「テラスハウス」43話。衝撃の事実にスタジオ唖然、SNSをただちに閉鎖せよ
イラスト/エリザワ

→43話ネタバレ編

これまでに寺島とりこぴんカップルは幾度もデートも重ねてきた。
が、ふたりの距離はなかなか縮まず、それを見続けてきた周囲の人間はもどかしく思ってきた。

今回、寺島りこぴん組は浴衣を着込んでの花火大会デート。恋愛ムードは満点! にもかかわらず両者はそらぞらしい距離間を保ったままだ。

寺島による男子部屋での事後報告。「妹感が抜けない」「やりたいとかチューしたいとか思わない」。

女子たちは「もつ焼き」を食べながら、芸能人として伸び悩む苦悩を語りあう。
「家(テラスハウス)にいるってことは、仕事がないってことだからねー」。このさりげない会話は事件の理由を考える際に効いてくる。

タモさんバーンズ組の水着購入デート。タモさんの大胆な試着に赤面するバーンズ。ふたりのウフフ、アハハの好場面ではあるが、事件とのコントラストという意味で大きな意味を持つ。

寺島速人、迷走


場面代わり、リビングにおける寺島とりこぴんふたりの会話。

寺島「(自分たちは)なんか恋愛っぽくなんないな」「(りこぴんには)仕事もあるし、学校もあるし、悪いなみたいな感じ」
りこぴん「そんなに気にしなくてもいいかなって思う」

寺島は平行線の関係を終わらせ、次のステップに行きたがっている。
それが難しいのであれば、関係は一旦解消したい、とも読み取れる。ちなみに寺島はりこぴんのお母さんとすごく仲がよく、絶大な信頼を勝ち取っている。外堀は埋めてあり、あとはりこぴんの意思次第なのだ。

しかし、この会話でもりこぴん鉄壁なガードは崩れず、「洗濯いくわ」と逃げる寺島。

寺島はバーンズとアーマンがいるプレイルームに向かう(ここで洗濯はできないんだけどな!)。会話の流れからバーンズが寺島の態度を問い詰めはじめる。
バーンズがだんだんアツくなってきて、口調も厳しくなっていく。これも意味がわからない。で、遁走する寺島。

プレイルームに残る妙な違和感。寺島速人……。役者の夢を諦め、一流の調理人を目指しつつ、現役高校生グラビアアイドルを彼女にしたがっている妖しい瞳の29歳。
なぜ君はテラスハウスの中を逃げ回っているのか? 

永井理子、豹変


「寝てないカップル」代表のバーンズとタモさんの会話で衝撃の事実が浮かび上がってくる。

その内容にスタジオも絶句。山ちゃんひとりががんばってしゃべり続けるが、いつものキレがない。沈黙してしまうドリントル先生の額には「人間不信」の4文字が浮かび上がっているようだ。

正義感が強いバーンズが検事役を買って出る形で緊急会議が招集される。幸か不幸かマーサは不在。
りこぴんが出廷し真実の追求が開始される。検事によって寺島速人と永井理子のダークサイドが明らかにされていく。そこで見せた理子の表情の豹変は、けして台本には書けないものだ。

思わず山ちゃんが叫ぶ。

「SNSすぐ閉鎖した方がいいよ!!」

前人未到、リアリティーTVならではの地獄がはじまった。
(飯田和敏)