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「響け!ユーフォニアム2」4話。人って打算的に動くもの、かなあ

2016年11月2日 10時00分 ライター情報:たまごまご
熱血根性吹奏楽アニメ「響け!ユーフォニアム2」4話。
見逃した人はニコニコ動画AbemaTVで見られます。
吹奏楽部を辞めていった希美が復帰したいと願い出たことで、次から次へとトラブルが発生。でもみんな悪くないんだよ、一生懸命なんだよ……

毎回スキンシップを見せる、主人公・黄前久美子と、友人の高坂麗奈の仲良しシーン。4話では久美子が、麗奈の背中を走って後ろからタッチ「麗奈ってまじ麗奈だよね」クスクス。ノルマ達成です!

4話は、昨年の「一斉退部事件」から始まった、2年生のグジャグジャな人間関係が収束する回。
ざっくりいうと、会話不足によるすれ違い。
誰も悪くなかった。

止まらないのが愛しい、優子先輩


「ユーフォ」では、自分の感情をはっきり言葉にするキャラクターは、あまり多くない。
京都アニメーション作品「たまこまーけっと」。空気を読んで思いやりを示す商店街を描く、情緒的な作品

同じ京都アニメーションの作品「たまこまーけっと」では、多くを語らず、相手の心に踏み込みすぎないことで、思いやりの精神を表現していた。
「ユーフォ」では、この「語りすぎない」姿勢が、良いこととも、惜しいこととも表現されている。
良いこと。余計なことを言わず、音楽を通じて部が1つになり、友情が育まれていく。
惜しいこと。意見を交わさず人の顔色を伺う生徒が多い。2年生はきちんと言わないがゆえに、仲間内で問題が起きた。

そんな中、2年生の優子は稀有な存在だ。
自分が好きなことは、大声で愛を表明する。自分がおかしいと思うことは、本人にはっきり問いただす。
緊張もするけど、それでも言う。自分の部での立場がどうなるかは二の次だ。
「わかっていても、止められないんですよ」(劇場版パンフレットより・吉川優子役山岡ゆりインタビュー)
今回の主軸になる、中川夏紀(左)と吉川優子(右)。2人は犬猿の仲であり、ちょっと特別な関係だ

4話で、彼女はみぞれに泣きながら叫んだ。
不器用なみぞれに対して、不器用な優子が取った、最善の方法だ。

練習で行き詰ったみぞれに優子が優しく声をかけ、二人きりでオーボエの練習している時。
たまたま居合わせた久美子はそれを、じっと見つめている。

依存と自己評価


府大会で金をもらったことに対しての、オーボエの鎧塚みぞれの言葉。
「嬉しかった。でもそれと同じくらい辞めていった子に申し訳なかった、喜んでいいのかなって」
私はがんばった、という自己評価が極端に低い。

みぞれは、希美と離れてしまわないために、唯一のつながり(だと思っている)オーボエを吹き続けていた。
自分で自分の演奏を認めているわけではないから、いくら吹いても不安ばかり。
彼女は毎日一番朝早く学校に来て、練習している。

優子が仲良くしているのも「私がかわいそうだから優しくしてくれた、同情してくれた」と考えてしまうみぞれ。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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