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今夜金曜ロードSHOW「サマーウォーズ」の細田守は「大家族」認識が間違っている、面白すぎる

2017年8月18日 10時00分 ライター情報:多根清史
今年もやってきました、細田守監督のアニメ映画『サマーウォーズ』が金曜ロードショーで放映される季節。本作を見るたびに胸に湧き起こる思いが二つ。「大家族の描き方が納得いかない!」と「なんてスカッとするお話なんだ!」ということ。
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この作品の表向きのあらすじは「大家族VSインターネット」。もう少し詳しく言うと、大家族が力を合わせてネットを乗っ取った悪の人工知能ラブマシーンに立ち向かう、となる。

当時のポスターにも「つながりこそが、ボクらの武器。」というキャッチの後ろに大家族が集合してたから、制作側の意図はそこにあったのは間違いない。大家族の「つながり」で、匿名の「つながり」であるネットに勝つというわけ。

そんなアニメで、中心にある「大家族」がおかしかったらつまらなくならない?

いや、だからこそ面白い!

細田監督アニメの楽しみ方は「監督が描きたいこと」と「作品ににじみ出てしまった結果」のズレにある。前にも『おおかみこどもの雨と雪』をレビューしたが、本筋の「シングルマザーの子育て」が、「夫(オオカミ男)の遺体が清掃車に回収」というダイナミックな前フリに喰われていた。

それに現時点での最新作『バケモノの子』。バケモノの熊徹と人間の蓮、種族を超えた親子の心が通うさまを「熊徹の動きをなぞる蓮」という絵が物語る……というアニメならではの演出と、「何もかもセリフで説明する」副音声っぷりのチグハグさが楽しかった。

ものすごく見過ごせないことを無造作にやってのける、そこに細田監督の作家性あり! 「大家族の描写のおかしさ」もその不可欠なパーツなのだ。

「ネット」も「大家族」も異世界ファンタジー


主役であり、メインテーマでもある「大家族」とされる陣内家。祖先は武田家の家臣で舞台は長野県の上田市、つまりモデルは真田氏だ。サマー「ウォーズ」も真田家の戦った上田合戦や関ヶ原の戦いや大阪の陣にあやかったもの。

でも、ふだん陣内家の人たちの大半は、離れた場所に住んでいる。働く場所も新潟漁港、市ヶ谷駐屯地、名古屋市内などバラバラで、たまたま「当主であるおばあちゃん(陣内栄)」の誕生日だから」と集まってるにすぎない。正月や法事に一時的に集まった親戚を「大家族」って言いませんよね。

これは、細田監督が「大家族」のことをよく知らなかったからだ。そもそも、本作の発想は上田市にある奥さんの実家にあいさつに行き、「妻の親類の家族の繋がりに深い感銘を受けた」ことから生まれたという。

ライター情報

多根清史

1967生。『オトナアニメ』(洋泉社)スーパーバイザー/フリーライター。『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)など。

URL:Twitter:@bigburn

コメント 14

  • 匿名さん 通報

    まず文旨が感想・論述どちらか不明。こだわる必要のない「大家族の定義」を気にし、以後発表された作品になぞらえる理解度。政治スライド発言など「ライターが出た」悪例。

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  • 匿名さん 通報

    exciteニュースのレベル低下は否めない。 中国関係のニュースにコメントできなくなった事といい、もうやめた方がいいのでは。

    20
  • 匿名さん 通報

    読書感想文みたい。これわざわざ記事にする必要あるの?別の方が言ってるけど、アジア関係ニュースにコメントできなくなったことも、管理しきれなくなって放棄したようにしか見えない。

    19
  • 匿名さん 通報

    今オンエア見終わったところ。面白かったです。 この記事ゎただただ痛々しい… 寂しい人間なんですかね。

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  • 匿名さん 通報

    きっとあなたは、サマーウォーズが嫌いなんですね!と言うよりも、細田監督が嫌いなんですかね?? 純粋にサマウォや細田監督が好きなファンとしてはとても胸糞悪い記事でした。

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