即興のラップバトル番組「フリースタイルダンジョン」、4thシーズンのREC5。
チャレンジャーが5人のモンスターを倒せば賞金100万円獲得の即興のラップバトル。
即興で、韻を踏みながら、言葉とリズムを相手にぶつける8小節3ターンの勝負だ。
3本勝負、2本先取で勝利。
ただし、判定が全員一致するとクリティカルとなり即勝利確定である。
「フリースタイルダンジョン」「俺と言えばハゲだ、ハゲといえば俺」自信マンマン押忍マン
フリースタイルイラスト/まつもとりえこ

先週、呂布カルマと戦って勝ち抜いたチャレンジャーは、MU-TON
二人目のモンスターは裂固

「1週間ぐらい引きずっていた」と語る若きモンスター。
3連続クリティカル負けのスランプから脱するか裂固にのしかかる重圧膨らむ。
完全に場の空気を読んで上げてくるMU-TONのスキルと声、バトルが空気震わす。熱気渦巻く。

先攻、裂固「俺はFRANKENじゃねぇバッチリ仕掛けるこのバースで」
最後の般若ルームでもいじられる「FRANKEN」は、4thシーズン第2戦に登場した超高速ラッパー。
呂布カルマに敗れるが、ツイッターで質問に次々と答える超高速ラップが話題になっている。






MU-TONは、裂固の「理不尽な貴婦人」というワードを受けて
「お前が理不尽 いやピクミン」のフレーズからスタート。

間を持ったスローなペースではじめて、
5小節目あたりからグイグイ上げてくるスタイルで盛り上げるMU-TON。
「乗っかり切れない呂布の後じゃ五分かドブにハマるかゴミに上がるか」
クリティカルでMU-TONの勝利。
裂固、「むちゃくちゃ悔しいですね」と語る。

だが、MU-TONは賞金20万円で、MU-TONは次へのチャレンジをやめて退場。

新しいチャレンジャーは、押忍マン
1st Season Rec6に登場し、4TH BATTLEまで勝ち抜いた男。
ラストラップ侍ACEがモンスター、燃え上がるバトルの炎。
先攻のACEが「Check1234なんちゅうスピード」とかまして高鳴る鼓動。

押忍マンは、ACEの「クリリンみたいな頭」を受けて、
「言っとくけどクリリンじゃないぜ 俺は無敵のフリーザの最終形態」と返す。
クリリン、きっと涙目。
ACE「お前はフリーザじゃないナッパかドドリアかそれともザーボンか」
ってドラゴンボール好きだなー。
押忍マン「ピッコロ大魔王の魔貫光殺砲 殺傷能力で押忍マンが圧勝」
ACE「微妙、魔貫光殺砲。デッカい赤ん坊を抱っこするぐらいな感じだぜ 
アカンもう脱帽させるぐらいの俺のガッツポーズ」

「魔貫光殺砲」「赤ん坊を抱っこ」「アカンもう脱帽」で韻を踏み、
「ガッツポーズ」で、回転しながらのガッツポーズを魅せる。
ROUND1が終わった瞬間、爽やかな笑顔で見つめ合うふたり。
2対3で勝者モンスターACE。

ROUND2。
ACEの「ハゲは君にしか当てはまらないところだ」を押忍マンは全面肯定して、
「そうだろ俺ならOnly Oneこのハゲ
ハゲのハゲによるハゲのためのハゲラッパー」
と誇る。
「何年ハゲを励ましに励みにやってると思ってんだ」
と畳みかける。
「俺と言えばハゲだ ハゲといえば俺 HIP HOP is Only one」
とハゲ押し一直線からの。
「俺しかいない お前はいっぱいいるうちのひとり」
パンチライン決める。
第二ラウンド、3対2でチャレンジャー押忍マンの勝利。

もつれこんだROUND3。
ACEの「いや違うぜ問答無用 必要なのはコンドームよ」から、
コンドーム論争へ突入。
押忍マン「コンドームならいらないぜNo joke」
ACE「コンドームは絶対必要 病気や子供ができる」
押忍マン「おまえ子供ができたんやろ? それでコンドームは必要やって言ったら
その子はどうなるんかお前」

突破口を見つけたら一直線に突き進む押忍マン。
「コンドームはいらねぇんだよ愛する我が子 産み出すだけだろ それは宝物」
ACEも腕を上げて盛り上がる。

4対1で勝者チャレンジャー押忍マンの勝利。
次回、迎え撃つモンスターは崇勲。ずんぐりむっくりーず対決である。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ