ゴールデンウィーク終盤の5月5日。東京ビッグサイトで開催された、同人誌即売会「COMITIA(コミティア)100」に行ってきました。コミティアは、漫画、小説、イラスト、CD、グッズなど、幅広いジャンルの「オリジナル作品」を扱うイベント。オリジナル作品という点が、二次創作中心の「コミックマーケット(コミケ)」などと、一線を画するところですね。第100回の記念回となる今回は、過去最多、5600を越えるサークルが出展しました。
僕もコミティアへの参加は今回が初めて。コミケとは少し違ったまったり目なムードの中、僕の目と心をつかんだ作品を紹介していきたいと思います。
まずは、事前にカタログでチェックしていたサークルの発行物から。
『BULLET 1』(イヌガー)
今石洋之さん(代表作「天元突破グレンラガン」)、錦織敦史さん(代表作「アイドルマスター」)ら、29人の人気アニメーターによるイラスト集。この本の発行を知ったことが、初めてのコミティア参戦を決めたきっかけでした。
普段は「作品」という枠の中で集団作業しているアニメーターが、「制服」をテーマに、各々の自由な発想でオリジナル作品を描いています。例えば、「ハートキャッチプリキュア!」の馬越嘉彦さんのイラストは、刀を片手に凛々しい表情で立つ制服女子。「たまゆら~hitotose~」の飯塚晴子さんの描く女子の制服は、襟やボタンの形にまで凝ったデザインです。「制服と聞いて、いろいろ考えてたのですが。気がついたらパンチラしている女子高生を描いていました…」と自分で不思議がっている高村和宏さん。さすが、「ストライクウィッチーズ」の監督だ。
チャリティのために企画されたこの本の利益は、東日本大震災で被災した赤ちゃんのための基金「ハタチ基金」に寄付されるそう。次のコミティアもコミケも8月開催だから、第2弾のテーマは「夏」で、どうですか?
『コミティア100 おめでとう本』(下り坂道)
「下り坂道」は、ニート&お仕事漫画『空の下屋根の中』を描き、現在は異世界ファンタジー『セカイ魔王』を連載している双見酔さんのサークル。「会社に行って毎日働くなんて無理!」と思っていた学生時代の僕が、『空の下屋根の中』を読んでいたら、きっと今頃、銀行やメーカー勤務の立派な社会人になっていたはず。ある意味、僕の人生を左右したとも言える漫画家さんです。15年早くデビューしてくれていたら……。…