今注目のアプリ、書籍をレビュー

キャンディーズ「微笑みがえし」のオマージュだった「プリキュア」作詞家対談1・青木久美子×只野菜摘

2014年7月17日 09時00分

ライター情報:青柳美帆子

このエントリーをはてなブックマークに追加

右/青木久美子(あおき・くみこ) 作詞家。1984年からJ-POPやアイドル、アニメなどさまざまなジャンルの作品の作詞をてがけ、1995年から子供向け音楽の作詞に専念。「プリキュア」シリーズでは立ち上げの企画段階から参加し、「ふたりはプリキュア!」「ふたりはプリキュア!MaxHeart」「ふたりはプリキュア Splash Star」のOP&EDなどのほか、キャラクターソングアルバムでも多数の作詞を手がけている。

左/只野菜摘(ただの・なつみ) 作詞家。レコード会社に勤めていたころに作詞を担当するようになり、兼業時代を経て作詞家として独立。ももいろクローバーZやでんぱ組.incなどのアイドル曲、子供向けアニメから深夜アニメまで幅広いジャンルで活躍。「プリキュア」シリーズでは「Yes!プリキュア5」「Yes!プリキュア5GoGo!」のOPを担当するほか、数多くのキャラクターソングを作詞している。

( 1 / 2 )

[その他の写真を見る]

大人気女児向けアニメ「プリキュア」シリーズは、2004年スタートの「ふたりはプリキュア」から今年で10周年。現在放映中のTVシリーズ「ハピネスチャージプリキュア!」では、歴代プリキュアからの応援メッセージが毎週届けられ、今週は誰? と日曜朝はわくわく。「ハピネスチャージプリキュア!」のオープニング曲作詞は初代「ふたりはプリキュア」主題歌の青木久美子、そしてエンディング曲は4年目から登場の「Yes!プリキュア5」オープニングの只野菜摘。記念すべきプリキュア10周年での、黄金コンビ久々の復活に気づいていましたか?
2人の作詞家に「プリキュアの歌の世界」について超めいっぱい話していただきました。


■原点回帰と新しさが両立する「ハピネスチャージプリキュア!」主題歌

───青木さん、久しぶりの「プリキュア」オープニングですね!
青木 はい。TVシリーズでは3年めの「ふたりはプリキュア Splash Star」までOP・EDを書かせていただき、「プリキュア5」の2年はEDを担当させていただきました。その後、スタッフもみなさん変わっていて、「10周年記念」でお声掛けいただいた意味はすごく考えました。プリキュアのエッセンスとしてはたぶん「原点回帰」……だけど前と同じものを求められているのではなく、新たなバージョンとして書くにあたって試行錯誤はありました。
───歌詞に関して、細かく指定があるものなんですか?
青木 基本的には次回作の企画書を頂き、「名乗りの台詞を入れる」といった監督さんのアイデアを入れたりして、あとはおまかせでした。「ハピネスチャージプリキュア!」のオープニングを作曲したのは小杉保夫さん。小杉さんの曲はすごく個性的で耳に残る。
只野 絵でたとえると、けっしてモネではなくて、濃くて強いですよね。
───たしかに言葉が印象的です。「幸せのバイブレーション」とかびっくりしました。「幸せのハーモニー」なら驚かないんですけど。
青木 「幸せの波動」というものがあるんですね。その人が幸せでニコニコしていて、そばにいると不安も消えていく、悩んでることも、その人のそばで笑っていると、どうにかなるさ! って気持ちになっちゃう。その経験を歌詞に入れたいなと思っていたら「バイブレーション」になった。
只野 大石憲一郎さんのアレンジも、「しっあっわせっの バイブレーッション!」のところで、ホーン(管楽器)がバッバッ! ってなって(首を振り、衝撃を表現)。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

注目の商品