お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが、10月19日放送の『お願い! ランキング』(テレビ朝日系)内のコーナー『カズレーザークリニック』で、「アニメキャラが好きすぎて現実の恋愛ができない」という男性の悩みに回答。その的確な返答がネット上で称賛されている。


■カズレーザーの名回答たち
『カズレーザークリニック』は、高学歴やエリート職業に就く人たちの悩みを解決するというコーナー。19日の放送回には「イケメン童貞東大生」が登場。アニメの女性(ラブライブ!の矢澤にこ)にのめり込み、21年間彼女がいないことから「老後が心配」だという。それを聞いたカズレーザーはすぐさま「配偶者や子どもはあなたの面倒を見るためにいるわけじゃない」と返答する。これには「その通り!」「こういう先進的な考え方は素晴らしい!」と、ネット上でも賛辞の声があがる。

その後「生身の人間が苦手ならずっと苦手でいいんじゃないですか? 苦手なもの克服する必要なんかないですから」と語り、「日本って童貞を処罰する法律ありましたっけ?」と笑いを取りつつ回答。「こういう多様な価値観とか生き方を認めてくれる人がTVに出てるのはいいよな」とカズレーザーの評判はうなぎのぼりだ。

同コーナーでは、これまでにも「女子力をあげたい」という相談に対し「“女子力が高い”ってカテゴライズされる女性なんていない」「料理ができる子は“料理ができる子”ってカテゴライズされるの」と、“女子力”という概念自体に疑問を呈し「個性を磨け」とアドバイスしたり、「将来が心配」という女性には「人間どうせ幸せになる」「頭いい人は不幸を見つけるのが上手いのよ。見つけなきゃいいのよ、そんなの」と回答し、その自由な考え方が評判になっていた。

■自分を貫き続けるカズレーザー
カズレーザーは自身がバイセクシャルであることを公表し、TV番組では男性芸人を好みで採点したり、記者会見で惜しげもなく月収を明かしたりと、世間の価値観にとらわれない行動や思考で「信念がある」「自分の生き方を貫いているのが好き」と以前から高い評価を得ていた。

他にも事故物件に住んでいることを明かしたり、同棲中の男性芸人のことを取材された際には「『付き合ってます』と書いてくれて構いません」と笑いながら語るなど、他人の目や常識を気にしないエピソードには事欠かない。

同志社大学出身ということもあり、「さすがは高学歴」「知性があって良い」という声もあがるが、本人は「深い考えがあると勝手に思われる」「こういう考えもあるみたいに解釈されて、ボケても全然ウケないんですよ」と会見で悩みを打ち明けてもいるようだ。
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