「Xmasプレゼントをメルカリ出品」は都市伝説?それより男が選ぶプレゼントはなぜダサいのか

クリスマスプレゼント、今年はみなさんどんなものをプレゼントされましたか? 昨年に続き、12月25日をすぎてから、フリマアプリ「メルカリ」で女性用アクセサリーが大量出品されていることが、ネットで話題を呼んでいます。
出品理由が明らかにされていない点からも、異性からのプレゼントを転売しているのではないかという憶測とともに、女性の本性に慄く男性の声が聞こえてきます。

転売にあたり「複数人から同じプレゼントをもらい、1つだけ手元に残してあとは全て出品しているのではないか?」なんてプロのような声を聞きますが、元水商売経験のある筆者としては、そんなバカな……と思わずにはいられません。
それよりもっと気にするべきは、転売しなくても多くの女性が思っている本音です。今日は男性からのプレゼントを転売するのはどんな女性か考えながら、女の本音をご紹介します。

そもそも転売なんて非効率なことをプロ女もしない


今回の問題の1つはプレゼントの転売だと思うのですが、まず水商売経験ありの立場から言わせていただくと、プロたちの中では、複数人から同じものをもらい、1つだけ手元に残して転売するなんて手のこんだことをする女性は、かなり都市伝説っぽい話です。
そもそも転売は価値が下がりますし、転売するくらいのものなら、本当に欲しいものを全員から1つずつ買ってもらった方が効率がいい。そう考える女性の方が多かったように思います。
ただ、縁が切れてしまったお客さんや彼氏からのプレゼントを、もういらないからという理由で出品する人はいるでしょうが……もらった翌日にフリマに出品するなんてバカなことをする女子はほとんどいないと思います。

つまり、プレゼント即転売女子というのは、ネット上の男性たちが作る、怖い女性像の1つだと考えます。

多くの女がプレゼントをもらうと考えること


しかし、考えてほしいのはここからです。
多くの女性からの声を聞くと、「男性が自身のセンスで選んだプレゼント」をもらったとき、手放しに100%気に入って嬉しく思う女性というのは、非常に少数なのです。
詳しく解説する前に、まずはプレゼントをもらった際の女性の心の変化をご紹介します。

多くの恋愛経験のある女性は、プレゼントをもらった際嬉しさと同時に「これ、いくらだったのかな?」と考えます。知らないブランドのアクセサリーとか、梱包がちょっとおかしいと「通販で買ったのかな?」なんて疑いの目を向ける場合もあります。その後金額やメーカーを調べるかどうかは個々人次第です。

もちろんプレゼントは嬉しいですし、感謝はしています。しかし、もらった嬉しさをかみしめると同時に、もらった愛情の大きさをきちんと把握したいのも女の性です。
愛情の大きさとは、すなわち希少性や金銭的価値、つまりどこのブランドでいくらくらいだったのか、買うまでにどのくらいの時間と労力を使ったのかということです。

男が選ぶアクセサリーはだいたいダサい!?


そして女性が完全に満足しないもう1つの理由は、おしゃれに敏感ではない男性が選ぶアクセサリーは、だいたいちょっとだけ少女趣味であるという点です。場合によってはダサいです。
具体例を出すと、ハートやイニシャル、月や花など、わかりやすく可愛らしいモチーフやデザインを選びがちです。
もちろんこれらを好きな女性もたくさんいるので、必ず選んだものが外れるというわけではありません。

しかし、女子の好みと男性が描く彼女に似合うものというのは、だいたいマッチしません。
メルカリ出品問題よりも、この点こそ多くの男性は把握して欲しいのです。
「だったらいっそ欲しいものを指定しろ!」と言いたい方もいるでしょう。しかし、先ほど「労力」も大きなポイントであるとお伝えしました。
つまり男性が調べて迷って買うというプロセスにも、女性は愛情を感じる場合があるのです。
だからちょっと少女趣味のプレゼントを結果としてあげたとしても、普通の女性であれば普通に喜びますし、ある程度使います。
一部のひねくれた女性だけが「これダサい!」と裏で陰口を叩くのかもしれませんが……。

クリスマスプレゼントの出品問題。毎年話題になりますが、当のメルカリはクリスマス前後において、全体の出品数が増加した事実はないが、アクセサリーの中では一部製品の出品数に増加はあると話しています。
怖い女の本性を探すよりも、目の前の女性が満足することを考える。きっとそっちの方が効率的に幸せになれると思います。

(おおしまりえ)