たとえば、以下のようなセリフを冒頭で発するとどうでしょうか。
「今、時差ぼけなんです。/疲れているんです。」
「終わったらすぐにここを出なければならないんです。」
「手短に進めて参りますので。」
「TNW」より翻訳引用
まず、自分の体調不良やスケジュールの話はプレゼンの内容とは関係ありません。このようなセリフを聞くと「最初から言い訳?」もしくは「自信がないのかな」とついつい意地悪に考えてしまうのは私だけではないと思います。
また、手短に進めることを最初に報告する人もいますが、そもそもプレゼンが長かろうか短かろうが内容さえよければ、聴衆にとってはどうでもいいのです。
「マイクの音声が聞こえますでしょうか。」
「こちらの資料が読めますでしょうか。」
「ライトが眩しくて、皆さんのお顔が見えないのですが...。」
「TNW」より翻訳引用
こちらも、一見聴衆を気遣っているようにみえますが、音声機器や資料の確認をいちいちプレゼン中にするなんて、単に準備不足を露呈しているだけ。さも重要事項のように念押ししている人がいますが、そういう人に限って肝心の中身が薄かったりします。聴衆が一番聞きたいことは何か? を常に考えて進めていきたいものです。
配布資料に頼ってしまう言葉はNG「テキストを読み上げますね。」
「メモも写真もとる必要はありません。あとでサイトにアップしておきますので。」
「TNW」より翻訳引用
だったら、最初から資料だけ渡しておけば済むのでは、と思わずツッコミたくなるようなこちらのセリフ。
もちろんプレゼンテーションの資料は重要ですが、やはり言葉でアピールしていくことが大切です。
これらの言葉は、普段は意識していなかったけど、うっかり使ってしまっていた、ということもあるかと。プレゼンの参考にしてみてください。
[TNW]
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