中国の人型ロボット(ヒューマノイド)企業「智元機器人(AGIBOT)」が7月24日、香港株式市場での上場手続きを正式に開始した。引き受け機関、申請書の提出時期、資金調達の規模などの詳細はまだ明らかにされていない。
AGIBOTは2023年2月に元ファーウェイ(華為技術)副社長の鄧泰華氏によって設立され、共同創業者兼最高技術責任者(CTO)はファーウェイの「天才少年」として知られる彭志輝(稚暉君)氏だ。同社はここ2年間、高い成長を維持しており、25年の売上高は10億5000万元(約240億円)を突破、24年の約6000万元(約14億円)から大幅に増加した。26年1~3月期にはすでに売上高が10億元(約230億円)を超え、通期目標は40億元(約920億円)となっている。
英市場調査会社Omdiaのデータによると、AGIBOTが25年に出荷した汎用人型ロボットの台数は5100台を超え、世界トップクラスに位置している。同社がラインオフしたロボットの累計台数は、今年6月時点で1万5000台を突破した。また、AGIBOTはBYD(比亜迪)、上海汽車集団(SAIC)、テンセント(騰訊控股)、京東集団(JDドットコム)などの産業資本や、多数の主要投資機関からの支援を受けている。
注目すべきは、AGIBOTが香港証券取引所での新規株式公開(IPO)を開始する直前に、同じく中国の人形ロボットを代表する企業であるUnitreeもA株上場の最終段階に入っていることだ。
Unitreeのヒューマノイド
同社はA株市場で初めて上場する人形ロボット企業になると予想されている。目論見書によると、Unitreeは25年に売上高16億9900万元(約390億円)、非経常損益を除いた純利益5億9100万元(約140億円)を達成しており、現在数少ない大規模な黒字化を実現している人形ロボット企業の1つであり、IPOでは42億200万元(約970億円)の調達を計画している。
移動ロボットの業界団体、中国移動機器人産業連盟(CMRA)の統計によると、7月中旬時点で、ウェアラブルスマートデバイス企業および人型ロボット企業19社が上場に向け動き始めており、そのうち複数社が申請書の提出あるいは上場の審査段階に入っている。さらに、評価額が100億元(約2300億円)を超える企業は18社に増加した。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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