■ナショナルチーム内でのいじめを告発
近藤さんは「ちょっとそろそろ我慢の限界なので話します」とつづり、複数枚の画像をストーリーズで投稿。「最近行われたナショナルチームの合宿で、脳震盪の研修会があったそう」で、そこで近藤さんと同じ状況を例に挙げた人がいたようで、それに対しある選手が「人生懸けるとこ間違ってません?」と発言。その意見に同意するコーチもいたようです。近藤さんは、これまでに世界選手権の強制棄権や五輪の欠場をめぐり、顔も知らない相手からの誹謗中傷だけでなく、もともと親しかった選手やコーチ、トレーナーからも嫌がらせやいじめを受けていたと明かしています。
世界選手権後の海外遠征中には、複数の選手から無視や集団で省く行為、SNSでの誹謗中傷があったとし、ミラノ五輪期間中にはフリースタイルスキーの帯同トレーナーからパワーハラスメントを受けていたともつづっています。Instagramのダイレクトメッセージの背景画像を侮辱的な英語スラングが書かれたものに変更されたり、負傷後に競技を続けられないと分かって泣いていた近藤さんに対し、心無い言葉をかけられたりしたことも記されています。また、トレーナーからのパワハラにより「2人きりの空間になる事が恐怖で不可能」という状態にもなったようです。
■引退理由にも言及
選手を引退した理由についても言及があり、体力的な限界に加え、精神的に深く傷ついたことが大きな要因だったとつづっています。「心が死ぬと思いました」と強い言葉で表現しました。ナショナルチームのコーチに被害を訴えた際には「お前が今はセンシティブになり過ぎてるだけだ」と言われ、オリンピック前の海外遠征中の約10日間で4キロ痩せるほどのストレスを抱えていたともしています。
近藤さんは、いじめやパワーハラスメントをした側が守られる対応を取られたと感じたようで、今後のナショナルチームが互いを尊重し合えるチームになってほしいとの思いをつづっています。「日本のフリースキー界が良い方向に変わっていって欲しいから」「勇気を持って表に発信しています」とのことです。
また、「もう二度と、誰かに同じ思いをさせたくない」「自分にはコントロールできない外部の人間からの攻撃により、心にトラウマを抱える選手を出してほしくない」とのメッセージも載せています。
■過去にも同様の告発投稿
近藤さんは2025年3月にも、五輪前の公式練習中に転倒してヘルメットにひびが入ったことを理由に、脳震盪の症状がないにもかかわらず大会出場を認めてもらえなかった経緯や、当時のチームの対応への複雑な思いをつづっていました。本記事執筆時点では、関係者からの声明は発表されていません。今後、フリースキー界の対応が注目されます。
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