ジェフユナイテッド市原・千葉は8月から、2009年以来となる昇降格のあるJ1での本格勝負に挑む。「地元だから」「好きな選手がいるから」-。
サポーターがジェフを応援する理由はさまざまだ。そんな中、「『ジェフ市原』というあだ名を付けられた」ことがきっかけでチームにのめり込んだ異色のサポーターがいる。関西ジュニアのグループ「AmBitious」メンバー、大内リオンさん(21)。新シーズンの開幕前に大内さんが千葉日報社の取材に応じ、ニックネームが結んだ不思議な縁と、自身ならではの「ジェフ愛」を語った。
(平嶋奏葉)
 大内さんはテレビや舞台、コンサートへの出演など多彩な活動を繰り広げており、8月には、大阪と東京で約1カ月にわたりコンサート「AmBitious 夏魂 2026」を開催する。
 大内さんがジェフに触れたきっかけは、昨年5月ごろに出演したテレビ番組で「ジェフ市原」というニックネームを付けられたことだった。サッカーに詳しくない大内さんは、当初は人名と勘違いしたが、「後から調べたら、サッカーのチーム名だった」という。
 この約半月後には早速、現地で試合を観戦。「それまではサッカーの観戦って見てるだけで面白いのかな、やっている方が楽しいんじゃないかと思っていたけれど、やっぱりプロのプレーを見てるとすごく面白かった」。ジェフの魅力にすぐに気付き、シーズン中は何度も本拠地のフクダ電子アリーナに足を運んだ。
 J1昇格が決まるプレーオフの決勝戦もサポーターに混じって応援。「昇格が決まった時には周りのサポーターが全員立っていて、気づくと自分も立って喜んでいた」と当時の熱気を笑顔で語った。

 特に応援しているのは、昨年のJ1昇格プレーオフ準決勝で同点弾を放った姫野誠選手だ。姫野選手は大内さんと年齢が近い17歳で、「若さを一番生かしたプレーをしているのを感じる」とし、表舞台に立つ自身の立場も踏まえ「この若さを自分も生かさないとという刺激をもらえる」と力を込める。
 兵庫県出身の大内さんにとって、「ジェフ市原」になるまでの千葉県での思い出は、幕張メッセでのコンサート出演やテーマパークに足を運んだこと程度だったが、試合観戦などで県内に訪れる機会が増えた今、「(県内に来ると)皆さんが『リオン君、いつもありがとう』と声をかけてくれる。人がすごく温かい街やなと」と印象の変化を感じている。
 県内に住む姉の家を訪れることもあるといい「最初はめちゃくちゃ迷っていたけれど、最近は乗り換えがスムーズになりました」とはにかんだ。
 開幕した新シーズンに向け、大内さんは百年構想リーグでの経験を念頭に「負けてしまうと悔しい思いをして、空気が重たくなってしまうかもしれない」と説明。「でも、結果に関係なくサポーターの皆さんは熱く応援している。自分自身も絶対勝ってくれと願っている。選手の皆さんは自信を持ってピッチに立って、ゴールを決めた時の笑顔を見せてほしいです」と選手にエールを送った。
編集部おすすめ