フォーブスは、2026年版「日本長者番付」を発表した。ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏が2021年以来となる首位に返り咲き、上位50人・組の総資産額は前年比29%増の2,940億ドル(約46兆8,000億円)となった。


世界的なAIブームによる株式市場の上昇を背景に、日経平均株価は前回の番付作成時から約70%上昇した一方、円安の影響も受けた。今年の番付では資産増加の恩恵が一部の富豪に集中。資産を増やしたのは14人(または組)にとどまり、その中でも最も大きな伸びを示したのが孫正義氏だった。

ソフトバンクグループがOpenAIへの大型投資などを背景に過去最高益を計上したことから、孫氏の資産額は前年比518億ドル増の800億ドル(約12兆7,000億円)となり、増加額・増加率ともにトップとなった。

2位はファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏。事業の好調を受けて資産を30%以上増やし、650億ドル(約10兆3,000億円)となったが、首位の座は明け渡した。

3位はキーエンス創業者の滝崎武光氏で236億ドル(約3兆7,600億円)。4位にはサントリーホールディングス会長の佐治信忠氏、5位には半導体製造装置メーカーのディスコを所有する関家一家がランクイン。保有するディスコ株の上昇を背景に資産を41億ドル積み増し、91億ドル(約1兆4,500億円)となった。

初登場は6人・組。石油元売り大手・出光興産の取締役を務める出光正和氏が47位にランクイン。イラン情勢を背景とした原油価格の高騰で、思いがけない利益を上げた。
半導体関連装置メーカー・ローツェ創業者の崎谷文雄氏も36位で初登場した。

資産を減らしたのは27人・組だった。ユニ・チャーム社長の高原豪久氏は、株価下落の影響で資産が約3分の1減少し、36億ドル(約5,730億円)となった。また、シスメックス創業者一族の中谷一家は株価下落と業績悪化を背景にランキング圏外となった。

フォーブスによると、ランキングは2026年5月22日時点の株価と為替レートを基に作成。公開情報や企業資料、アナリスト調査などをもとに資産額を推計している。

2025年~2023年までのフォーブス「日本長者番付」は以下の画像の通り。
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