レバレジーズは6月30日、ITエンジニアを対象とした「Forward Deployed Engineer(以下、FDE)」に関する意識調査の結果を発表した。調査はレバテックが実施したもので、ITエンジニアの68.3%が「FDE」に興味があると回答し、7割以上が今後FDEの需要は増えると予測していることが分かったという。


FDEへの興味について尋ねたところ、「非常に興味がある」が21.4%、「やや興味がある」が46.9%となり、合わせて68.3%が「興味がある」と回答した。

「FDEの需要は今後増えると思うか」との問いには、「増えると思う」25.1%、「やや増えると思う」46.9%を合わせ、72.0%のITエンジニアが今後FDEの需要は増えると回答した。一方、「あまり増えないと思う」3.7%、「増えないと思う」0.8%を合わせた回答はわずか4.5%にとどまった。

今後FDEが増加すると考える理由では、「AIを業務に適用するためには、個別業務や現場の理解が重要になると思うため」が61.1%で最多だった。次いで「顧客課題を理解し、技術実装まで一気通貫で担える人材の価値が高まると思うため」が55.4%、「コーディングの一部がAIで代替されることで、上流工程の重要性が高まると思うため」が48.0%と続いたという。

調査を実施したレバテックの代表執行役社長・泉澤匡寛氏は、AIの進化で開発業務の効率化・自動化が進む一方、企業がAIを活用して成果を出すには自社の業務や課題への深い理解が求められると指摘。顧客の事業を深く理解し、課題特定から実装・運用までを担える人材が、企業のAI活用やDX推進を支える存在として今後さらに求められるとの見方を示した。

レバレジーズは、「社会課題の解決」を軸に、IT・医療・ヘルスケア領域をはじめとした人材事業、SaaS事業、M&Aコンサルティング事業などを展開している。国や業界をまたいだ領域で60以上のサービスを展開し、2005年の創業以来、黒字経営を継続しているという。

同調査は、顧客の現場に入り込んで課題解決と技術実装を担う新職種「FDE」への意識を把握する目的で行われた。調査期間は5月26日~5月28日で、20歳~59歳のITエンジニア243人を対象にインターネット調査で実施した。
○編集部メモ

Forward Deployed Engineer(FDE)とは、特定顧客の現場に入り込み、課題を深く理解した上でシステムの設計・開発・導入を行うエンジニアを指す。
一般的な開発職よりも顧客との距離が近いFDEは、エンジニアとコンサルタントの中間的な役割を担うとされ、AIによるコード生成の自動化などが進んでいく中でも、課題理解やコミュニケーション能力などといった面から重要度が高まるとの予測もある。
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