痛風発作は突然始まるものと思われがちですが、実は激しい痛みの前に見逃しやすいサインがあります。また、症状が現れる部位は足の親指だけとは限りません。


今回のテーマは「痛風発作の前兆サインと発症しやすい部位」です。
激痛の前に現れる「小さなサイン」

中路先生は、痛風発作は本格的な激痛が始まる数時間から半日前に、患部のピリピリ感や鈍い痛み、こわばりといった小さなサインが現れることがあると話します。「ただの疲れ」と見過ごしやすいですが、こうした違和感に早めに気づくことで、発作の悪化を防げる可能性があるそうです。

また、激しい痛みが引いた後も数日から数週間、違和感やこわばりが残ることがあります。「痛みがなくなったから治った」と判断すると、炎症が続き、関節が少しずつ傷ついていくことがあるため、発作後の状態にも注意が必要です。
痛風は「足の親指だけ」ではない

中路先生によると、痛風は「足の親指が痛む病気」と決めつけず、関節の違和感や腫れが現れる場所にも注意することが大切だといいます。発作は足の中央部や足首、膝、手首、肘など、さまざまな関節で起こります。

典型的な発作は夜間から早朝にかけて突然始まり、赤みや腫れ、熱感を伴います。シーツが触れるだけでも激痛が走るほど、強い過敏性が現れることも。

また、慢性化すると指や耳、肘などに「痛風結節」と呼ばれる尿酸の結晶のかたまりができる場合もあるので、日頃から注意が必要です。

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中路幸之助 なかじこうのすけ 1991年に兵庫医科大学を卒業後、 兵庫医科大学、獨協医科大学を経て、1998年 医療法人協和会に所属。
2003年から現在まで、医療法人愛晋会中江病院の内視鏡治療センターで臨床に従事している。 専門分野はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。学会活動や論文執筆も積極的に行っており、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本消化管学会代議員・近畿支部幹事、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・代議員を務めているほか、 米国内科学会(ACP)の上席会員(Fellow)でもある。 この監修者の記事一覧はこちら
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