9月は3月と並び、株主優待・中間配当の権利取りシーズン。多くの企業で権利が確定するため、優待投資家にとって見逃せない時期です。
この記事では、9月末に権利が確定するおすすめの優待銘柄を5つ紹介したうえで、株価下落リスクを抑えて優待を狙う「つなぎ売り」の手法についてもわかりやすく解説します
9月権利確定銘柄おすすめ5つ
9月末に権利が確定する株主優待には、外食やレジャーなど生活に身近な銘柄が数多く揃います。ここでは、そのなかから優待内容が充実したおすすめの5銘柄をご紹介します。
1.ヤマダホールディングス(9831)/最低投資額の目安: 約6万7,300円
3月末、9月末に株式を保有する株主を対象に、国内のヤマダデンキ各店舗で使える株主優待券を贈呈しています。9月末分は100株以上で1,000円分、500株以上で3,000円分、1,000株以上で5,000円分が受け取れます。
優待券は、税込み合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)が利用可能。ただし、一部のFC店舗等では使えません。
2.TOKAIホールディングス(3167)/最低投資額の目安: 約12万3,600円
3月末、9月末時点で100株以上保有する株主に対し、5種類から1点を選べる優待が贈られます。飲料水宅配サービス関連商品、QUOカード、グループレストランの食事券、グループ会員向けの「TLCポイント」、「LIBMO」(格安SIM/スマホサービス月額利用料割引)のいずれかが選べ、保有株数によって内容が異なります。
上記に加えて、希望者にはグループ結婚式場の婚礼10%割引券と、レストラン「ヴォーシエル」「葵」の食事20%割引券も贈られます。
3.サンリオ(8136)/最低投資額の目安: 約14万5,400円
3月末、9月末時点で100株以上保有する株主が対象です。100株以上保有でサンリオピューロランドとハーモニーランドの両テーマパークで使えるテーマパーク共通優待券が、500株以上保有ではそれに加え、サンリオショップ、テーマパーク内ショップ等で使える1,000円分の株主優待券1枚がもらえます(2026年9月末時点)。
優待券は電子化され、会員サービス「Sanrio+」上で利用できます。
4.極楽湯ホールディングス(2340)/最低投資額の目安: 約5万1,800円
長期保有株主が対象で、3月末・9月末の株主名簿に同一株主番号で連続記録されることが優待の条件です。毎年9月末を付与基準日として、極楽湯グループ各店で使える「無料入浴券」がもらえます。100株以上300株未満なら、保有期間1年以上(連続3回以上)で4枚、2年以上(連続5回以上)で6枚です。
なお、2025年12月発送分から、電子優待券に変更されました。
5.力の源ホールディングス(3561)/最低投資額の目安: 約16万900円
3月末、9月末時点で100株以上保有する株主が対象です。100株保有で1年未満保有の場合はラーメン「一風堂」店舗等で使える「お食事ご優待カード」2,000円分が、1年以上継続保有の場合は「お食事ご優待カード」4,000円分または一風堂オフィシャルオンラインストアで使えるクーポン券4,000円分が選べます。
保有株数や保有期間に応じて、寄付(子ども食堂へのラーメン無償提供等)を選ぶこともできます。
○信用取引の活用も
株主優待は現物株を保有して取得するのが一般的ですが、信用取引を活用することで資金効率を高めたり、株価変動リスクを抑えたりできるケースもあります。
SBIネオトレード証券の担当者によると、株主優待銘柄における信用取引の活用方法として、以下のようなパターンが考えられるといいます。
長期保有の優待ランクアップ銘柄の一時的な価格下落リスクを防ぐ保険としてのヘッジ利用
優待の権利付き最終日までは信用買いをしておき、優待の権利付き最終日直前で現引(信用の建玉数×買い建時の株価+金利等のコストを支払い現物取 引に交換する)を行うことで、新規建日から現引きするまでの資金を有効活用する方法
優待人気の高い銘柄で信用売りが殺到して逆日歩コストが発生することを見越して。あえて信用買いをすることで、逆日歩を取得する投資戦略(逆日歩は売り方が支払い、買い方は受け取れる)
制度や仕組みを十分に理解したうえで、自身の投資スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
※株主優待は企業により内容や条件が異なり、変更・廃止される場合もあります。投資の際は各社のIRサイトで最新の優待内容や権利付き最終売買日を確認したうえで判断してください。最低投資額の目安は、2026年8月10日時点の株価を基に算出しています。株価は日々変動するため、実際の購入金額は異なります。
武藤貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント 会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中 この著者の記事一覧はこちら
SBIネオトレード証券 えすびーあいねおとれーどしょうけん SBIネオトレード証券は、国内株式や信用取引、IPO、ETFなどを取り扱うネット証券です。特に信用取引では、低コストな取引環境に加え、逆指値注文やOCO注文、IFD注文など多彩な注文方法に対応している点が特徴です。また、投資初心者向けの基礎解説から、決算、信用取引、テクニカル分析など実践的なテーマまで幅広い情報発信も行っています。 投資コラム一覧:https://www.sbineotrade.jp/stock/column/公式HP:https://www.sbineotrade.jp/ この監修者の記事一覧はこちら











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