5月23日・24日の2日間、東京・池袋サンシャインシティでコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」が開催。初夏の陽気に恵まれ、会場は思い思いの扮装に身を包んだコスプレイヤーと来場者の熱気に包まれた。
『ENTAME next』では、当日会場で注目を集めたコスプレイヤーの撮り下ろしスナップを、直撃インタビューとともにお届けする。

【写真】夢見さんのセーラーネプチューン(『美少女戦士セーラームーン』)コスプレ撮り下ろしカット【10点】

今回話を伺ったのは、漫画『美少女戦士セーラームーン』のセーラーネプチューンに扮した、夢見ゆめさん。コスプレ歴は10年というキャリアで、普段は人々の健康を支える「保健師」という一面も。看護師の資格も持つ彼女が“予防”の道を選んだ原点、医療現場でふとこぼれる“人間らしい”本音を語ってくれた。

――早速ですが、コスプレ歴から教えてください。

夢見さん 細々とですが、もう10年ぐらいはやっていますね。

――今日のコスプレで、特にこだわった点はどこでしょう。

夢見さん このウィッグはオーダーしたものなんですけど、久しぶりのイベント仕様だったので、前髪のディティールや、できるだけ左右対称になるように頑張って整えました。

――普段の活動は、イベントとスタジオ撮影、どちらが多いですか?

夢見さん イベントもスタジオも半々ぐらいですね。メインは関東圏内での活動ですけど、今年は6月に福岡のイベントに行ったり、ラグコス(ラグーナテンボスで開催されるコスプレイベント)にも行ったりする予定です。

――コスプレと両立されているお仕事についても、お伺いできればと思います。

夢見さん 今は保健師の仕事をメインで、時々看護師のバイトもしています。
看護師と保健師の資格を持っていて、最近転職したばかりなんです。

――保健師なんですね。具体的にはどんなお仕事を?

夢見さん すごく簡単に言うと、看護師が病気になった人を診る仕事だとしたら、保健師は「健康な人が病気にならないように」、予防的な観点で関わるのが仕事です。例えば、健康診断の結果を見て、生活習慣についてアドバイスをする(保健指導)とかですね。

――なるほど。なぜ看護師から、保健師に?

夢見さん 元々、看護師の専門学校を卒業するときから、その分野に興味があったんです。病気になった人を治すよりも、今働いている世代や高齢の方が、長く健康に過ごせるように関わりたくて。しばらくは看護師として働いていましたが、やっぱり予防の分野に携わりたい気持ちが強くなりました。

――その想いが芽生えたきっかけはどんな経験からなんでしょう。

夢見さん 専門学校2年生のときの実習が大きかったですね。高齢の方が、骨を折ってしまったことがきっかけで、結局もう家には帰れない、という事例を担当することが多くて……。そういう現実を目の当たりにして、「介護予防」みたいな観点から関わっていけたらいいなと。
それを突き詰めていったら、保健師という仕事に行き着きました。

――すごく優しい方なんですね。

夢見さん いえいえ、そんな(笑)。優しいように見えるといいんですけど。もちろん、イライラすることもありますよ、人ですから。

――差し支えなければ、最近イラっとしたエピソードも聞いてみたいです(笑)。

夢見さん えーと……「ナースコール連打」、ですかね(苦笑)。

――連打、ですか。

夢見さん はい、同じ人が何度も。もちろん、仕方ないことだとは分かっているんです。でも、こっちの作業を中断して駆けつけなきゃいけないのが、結構手間で……。行って、用件を聞いて、戻ったらまた鳴る、みたいな。


――それは大変ですね……。どういったご用件で呼ばれることが多いんですか?

夢見さん 頻尿の方のトイレ介助などもありますが、中には「ボールペンが落ちた」「テレビをつけて」なんて、本当に些細なことで呼ぶ方もいて。ご自身で動ける方だと、つい「早く動いたほうが健康になれるのに」なんて思っちゃうこともあります(笑)。

――なるほど。コスプレ関連では、創作活動もされているとか。

夢見さん そうなんです! 創作のコスプレも好きで。カメラマンさんに撮ってもらった写真で、自分で本を作って、即売会で頒布したりもするんですよ。人前に出て何かをするのが楽しいんですよね。

――活動されている中で、「今、一番楽しい!」と感じるのはどんな瞬間ですか?

夢見さん 撮ってもらった写真を見るときですね。カメラマンさんから届いたデータが自分好みで、全体的にすごくきれいな写真だったりすると、テンションが上がります!

――転職して、以前より時間や体力に余裕もできたそうですね。最後に、今年の目標を教えてください。

夢見さん せっかく余裕ができたので、前よりももっとスタジオ撮影に行ったり、いろんなイベントに顔を出したり、そういうことをどんどん挑戦していきたいなって思っています。


【あわせて読む】“美しすぎる囲碁棋士”三島響、コスプレ挑戦の理由「右肩下がりの囲碁界、このままではいけない」
編集部おすすめ