SMAPで俳優・歌手の木村拓哉が6月17日、山崎まさよしの代表曲『セロリ』のカバーを配信リリースした。同曲は、SMAPが1997年にカバーしたヒット曲として記憶している人も多く、今回のソロカバーにファンからは喜びの声が上がる一方、「SMAPの曲として歌えなくなっているのでは」といった疑問の声も広がっている。


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今回の『セロリ』カバーは、昨年9月にデビュー30周年を迎えた山崎のスペシャル企画第2弾として実現したもの。木村版『セロリ』には、山崎本人もコーラス、ハーモニカ、ラップで参加している。単なる再録ではなく、原曲への敬意と現在の木村らしさを組み合わせたコラボとなっている。

『セロリ』は、山崎が1996年に3枚目のシングルとして発表した楽曲。翌1997年にはSMAPがカバー版をリリースし、草彅剛主演のフジテレビドラマ『いいひと。』の主題歌としてヒットした。山崎の代表曲であると同時に、SMAPの人気曲としても長く親しまれてきた。

それだけに、今回の木村によるソロカバーにはさまざまな反応が寄せられている。ネット上では「木村くんが歌うセロリを聴けて最高」「優しい感じのセロリですごくいい!」と歓迎する声がある一方で、「うれしいけど、5人で歌ってほしかった曲」「SMAPの印象が強すぎる」「1人で歌うセロリか……」といった複雑な反応も見られる。

さらに議論を呼んでいるのが、今回のカバー企画を報じた多くのメディアや告知文で「SMAP」への言及がなかった点だ。山崎の30周年企画ということを考えれば、SMAPに触れないのは不自然ではないが、木村がカバーするとなれば、多くの人がSMAP版を思い浮かべる。あえて名前を避けているようにも映り、一部ファンが「SMAPはタブーなのか」「SMAPの曲としては扱えないのか」と感じるのも無理はない。


ただし、SMAPの楽曲が完全に封印されているわけではない。木村は2020年に開催したソロライブツアーで、SMAPのヒット曲である『SHAKE』や『夜空ノムコウ』を歌唱している。当時も賛否はあったが、少なくとも木村がグループ解散後にSMAPの楽曲を披露したという事実はある。つまり「歌えない」のではなく、「どういう文脈で、どの曲を、どのタイミングで歌うか」に慎重になっていると見る方が妥当だろう。

グループ解散の経緯、元メンバーをめぐる近年の報道、独立メンバーとの関係などを考えると、現時点でSMAPの名前を前面に出すことに慎重になるのも理解できる。まして今回は山崎の30周年企画であり、あくまで「山崎版のカバー」であるため、その意味を薄れさせないようにSMAPの名前を避けた可能性もある。

木村は9月から兵庫、ソウル、福岡、台北、千葉を巡るソロツアーの開催を予定しており、今回の『セロリ』がライブで披露される可能性は高い。SMAP人気の高い韓国や台湾も巡るため、他にもSMAP時代の楽曲が歌われるのではないかと期待する声もある。

今回のような反響があること自体、SMAPの大きさを改めて感じさせる。これほど多くの人に愛され、解散から約10年が経過しても人々の記憶に強く残っているアイドルグループはそういないだろう。

決してSMAPは「タブー扱い」になったわけではない。5人の再結集が難しいとみられている今、木村がどのようにSMAPの名曲と向き合っていくのか注目される。


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