テレビをつければ、必ずと言っていいほどCMで今田美桜川口春奈を見る――。そんなイメージを裏付ける数字が出た。
ビデオリサーチが8月18日に発表した2026年上半期(1~6月)のテレビCM出稿ランキング(秒数)で、今田が露出秒数22万6875秒で1位。CM起用社数タレントランキングでは、川口が起用社数24社で首位となった。

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2025年の年間ランキングでも、今田は露出量で初の年間1位、川口は起用社数で4年連続トップ。いまの芸能界を代表する「2人のCM女王」といっていい存在だ。

そんな2人には、女優としての共通点がある。Snow Man・目黒蓮の相手役を演じた作品が大ヒットし、ファンからの反発よりも「お似合い」という声を集めたことだ。この共通点には、「CM女王」としての2人の強さが表れている。

川口が目黒の恋人役を演じた作品といえば、2022年のフジテレビドラマ『silent』だ。川口演じるヒロインの青羽紬と、目黒演じる耳が不自由な青年・佐倉想が8年ぶりに再会する物語で、TVerでの総再生数が計7300万回を超えたことで「TVerアワード2022」のドラマ大賞を受賞。SNSでは何度も「#silent」が世界トレンド1位になり、社会現象級のヒットとなった。

今田は2023年公開の映画『わたしの幸せな結婚』で、目黒演じる久堂清霞の婚約者・斎森美世を演じた。目黒の映画単独初主演作でもあった同作は、当初の予想を大きく上回るヒットとなり、興行収入は28億円を突破。
さらに同年放送のTBS系ドラマ『トリリオンゲーム』でも共演し、SNS上では再タッグを歓迎する声が相次いだ。

目黒は今をときめくトップアイドルであり、そのような男性アイドルと恋人役を演じた女性タレントはバッシングの対象になりやすい。実際、SNS上で「この人は嫌」「近づいてほしくない」といった拒絶反応があふれる例は少なくない。

しかし、今田と川口にはそうした反発はあまりなく、むしろ「お似合い」などと支持する声が目立った。当時は女性ファンの間で「目黒くんの相手役に一番ふさわしいのは川口さんか、今田さんか」という"派閥"が生まれたほどだ。SNS上では「めめみおコンビ」「めめはるコンビ」といった、カップルとしての愛称まで飛び交った。

これほど2人が支持されたのは、同性からの好感度が高いことも大きな要因だ。

CM女王になるには、男性から人気があるだけでは物足りない。化粧品や女性向けサービス、健康食品など、女性が購買の中心になる商品は多く、女性から好かれることは大きな強みになる。そう考えると、目黒の相手役を演じながら、ファンから大きな反発を招かなかった今田と川口が、CMで引っ張りだこになるのも無理はないように思える。

実際、今田は各メディアが実施している「女性が選ぶ"なりたい顔"ランキング」で上位常連となっており、川口は『silent』で「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の主演女優賞を受賞した際に「同性からの支持が強かった」と評されていた。

もちろん、CM人気の根幹には女優としての実力や努力の成果もあるだろう。
今田はNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主演を経て、現在はテレビ朝日系ドラマ『クロスロード ~救命救急の約束~』で救命医役に挑戦。川口は昨秋に配信されたドラマ『スキャンダルイブ』(ABEMA)で新境地を開き、今年10月公開予定の映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』で主演を務めるなど、2人そろって女優業も好調だ。

男性アイドルの相手役を誰が務めるかでSNSが荒れることも珍しくない現在、人気絶頂の目黒の相手役で女性ファンからの拒絶反応が目立たなかったという事実は、同性からの好感度を映すひとつの材料となる。

男性から好かれ、女性からも嫌われない。目黒の相手役という高いハードルを越えた今田と川口が、そろってCM界の頂点に立ったのは偶然ではないだろう。

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