ゴリラクリニックによる連載「男のアンチエイジング」では、ゴリラクリニック総院長・稲見文彦医師に取材。夏バテによる体調不良は、顔色のくすみや目の下のクマ、肌のハリ低下など、見た目にも影響を及ぼす可能性があるという。
いわゆる「夏バテ顔」の原因や、食生活との関係、改善するための生活習慣や美容医療について聞いた。
○夏バテで顔つきは変わる?

――夏バテで顔つきは変わりますか?

顔の印象が疲れて見えたり、老けて見えたりする可能性は十分にあるといえるでしょう。

夏バテによって生じるさまざまな体の不調が肌や表情に現れた状態を一般的には「夏バテ顔」と呼びます。

暑さや冷房による寒暖差で自律神経が乱れると、末梢の血流低下や睡眠不足、疲労の蓄積を招きやすくなります。

さらに脱水や栄養不足、厳しい暑さや紫外線により、顔色のくすみや目の下のクマ、肌のハリ低下、むくみなどが目立ち、「疲れている」「老けた」といった印象につながることがあります。
○夏バテによる食欲低下は肌にも影響する?

――食欲低下は肌にも影響しますか?

夏バテで食欲が落ちると、そうめんやざるそばなど、のどごしの良い麺類だけで食事を済ませる機会が増えがちです。

しかし、このような食生活が続くと、肌の健康に欠かせないタンパク質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。

その結果、肌のハリやツヤの低下、乾燥、くすみを招き、「夏バテ顔」の一因となる可能性があります。

麺類を食べる際は、卵や鶏肉、野菜などを加えて栄養バランスを整えることが大切です。
○「夏バテ顔」を改善するために意識したい生活習慣

――夏バテ顔を改善する生活習慣は?

夏バテ顔を改善するには、まず体調を整えることが大切です。

良質なタンパク質やビタミンを含むバランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠とこまめな水分補給を意識しましょう。

また、冷房による冷えや寒暖差は自律神経の乱れにつながるため、室温を適切に調整することも重要です。


さらに、紫外線は乾燥やハリ不足の原因となるため、日焼け止めや帽子などで日常的に紫外線対策を行いましょう。

真夏の日中の屋外運動は熱中症のリスクが高まるため、早朝の散歩や室内での軽いストレッチ、筋力トレーニングなどを取り入れるのもおすすめです。
○美容医療で改善できる「夏バテ顔」とは

――美容医療で改善できるものは?

生活習慣を見直しても乾燥やくすみ、ハリ不足などが気になる場合は、美容医療によるケアも選択肢の一つです。

肌質改善を目的としたピーリングやエレクトロポレーション、肌の引き締めを目的としたハイフ、シミや色ムラの改善を目的とした光治療やレーザー治療などがあります。

ただし、「夏バテ顔」の原因や程度は個人差があるため、医師の診察を受けた上で、自分の肌状態に合った治療を選ぶことが大切です。

稲見文彦 いなみふみひこ 東邦大学医学部を卒業後、同大形成外科学教室入局。 大手美容形成外科で10年以上、多数の研修医や新人看護師の育成に携わる。同院京都分院長を経て、2015年に男性専門の総合美容クリニック『ゴリラクリニック』総院長に就任、現在に至る。 美容医療のみならず、医療の基本は「優しさ」と「患者さまの言葉に耳を傾けること」を理念とし、患者さまの悩みや希望に真摯に向き合い、マニュアルではない、一人ひとりにとって最善の治療法を提案している。 丁寧な指導と朗らかな人柄には院内外より定評があり、男性の美容意識の変革を担うパイオニアとしてテレビ番組や雑誌ほかメディア出演も多数。 私生活では二児の父で愛妻家。サイクル業界にも詳しく片道20km程度を自転車通勤するほどロードバイク愛好家でもある。
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