国会が空転している。特別国会の閉会が20日後に迫る中、高市政権の強引な国会運営に怒った野党は衆院で審議拒否。

参院も新たな日程調整に応じていない。中傷動画や暗号資産疑惑をめぐる高市首相のデタラメ答弁が火に油を注ぐ。26日の参院災害対策・震災復興特別委員会に出席した高市首相は、答弁をまた修正。諸悪の根源に反省の色はない。


■しおらしい態度でモソモソ


 特別委で質問に立った立憲民主党の小沢雅仁議員は、22日の衆参両院での予算委員会で高市首相が言い出した「陳述書」に言及。一連の疑惑への答弁の代わりに、渦中の公設秘書の主張を書面で提出するとしたものだ。小沢氏は「陳述書は参院予算委の理事会では受け取っておりません。このような前例を許したら、委員会で質問通告をしても〈陳述書をご覧ください〉みたいな答弁で終わってしまう可能性があり、国会軽視につながる」と指摘。取り下げを提案された高市首相は、しおらしい態度でモソモソこう応じた。


「細かな事実関係は陳述書で整理させていただきたいとの希望を委員長にお伝えしたもの。限られた質疑時間の中で丁寧に詳細を答弁すると、長いとお叱りを受ける。端的に概要のみを答弁すれば誤解を招く恐れもある。

質疑者にも国民のみなさまにも全体像を読んでいただくことで理解が深まると考えました」


 衆参予算委では声を張り上げ、「総理としての業務時間も確保できなくなっている」「秘書の陳述書と相手企業から送られてきた唯一の提案書を予算提出させてください。それをもって本件に関する詳細な問いへの答弁とさせていただきたい」とドスを利かせていたのに、まるで別人。「陳述書を提出して国会の質問に対応しないという趣旨ではない」とゴマカした。


 野党は今年度補正予算の成立に際し、6月と7月にそれぞれ集中審議と党首討論の実施を要求。形になったのは衆参各3時間の集中審議のみだ。小沢氏から「国対委員長間のやりとりで与党の回答は〈官邸との調整がなかなか難しい〉とのことだった」と追及された高市首相は、「官邸との調整が難しいということはない。ワタクシ、国対委員長に対して何ら指示をしたものではございません」とスットボケ。有言実行を期待するのはヤボか。


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