8日、グーグルの「トレンド急上昇ワード」で参政党の神谷宗幣代表のフルネームが一時トップに躍り出た。いつになく世間の注目を集めたわけだが、どうやらきっかけは6日の参院決算委員会の質疑。
「一般論として今の日本において国会議員の定数削減は国民にとってどんなメリットがあるのか」
6日の質疑で神谷代表がそう切り出すと、高市首相は「例えば経費面への影響や、国民の代表たる国会議員をどう選ぶべきかなど、さまざまな観点からの幅広い議論があり得る」と答えるのみ。すると、神谷代表は「今の答弁だとあまり国民はメリットは感じないと思う」と指摘。「45人くらい国会議員を減らしたくらいでは数十億円。国家予算120兆円の中の数十億円を減らしたところで国民にはメリットはない」と畳みかけ、高市首相にこう訴えた。
「議員の数を確保して、多様な民意を反映させる方が国民にはメリットがある」
選挙期間中も野放し状態で、自民のように資金が潤沢な政党ほど有利となる有料ネット広告の規制も求めた神谷代表。高市首相に「権力を持つ者の心がけ」を問いかけ、「(権力を)抑制的に使い、ギリギリまで熟慮熟考し最善の策を打つ。それが誤った時には正直におわびする」との答弁も引き出した。
どこまで本気かは知らないが、そう高市首相が公言した手前、定数削減の強行は許されない。それこそ神谷代表が「横綱相撲の政治」を高市首相に求めて語った通り、「数の力があるから総理の支持率が高いからと押し切られるなら、もうこれは国会やる意味ありません」だ。
■神谷氏本人もご満悦でX投稿
結局、与党は定数削減法案の今国会での成立を断念。神谷代表も自分の手柄のごとく、ご満悦の様子だ。
ただ、神谷代表も認めているが、参政党は定数削減に反対していない。今回は野党の異論を封じ込めた法案提出のプロセスを追及しただけで、質疑でも当たり前のことしか言っていない。高市首相のひどすぎる議会軽視の裏返しで、相対評価が高まっているだけだろう。
在日コリアンやLGBTへの差別発言を問題視された神谷代表がにわかに「多様性」を持ち出し、高市首相の「国会破壊」のせいでツケ上がらせてしまうとは……。世も末だ。
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定数削減法案は結果的に成立を断念した自維だが…。関連記事【もっと読む】『維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ』でも詳しく報じている。





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