今国会は17日が会期末だ。国会を軽視する高市早苗首相が招いた審議ストップのツケは大きく、自民党が最優先する皇室典範改正案を含む法案が大渋滞。

会期延長が不可避となる中で15日、党首討論が実施された。高市首相が外遊などを理由に6月はエスケープしたため、通常より15分拡大の60分。典範改正、食料品の消費税減税、物価高対策、そして高市首相が抱える一連の疑惑など、テーマは多岐にわたったが、見るべきところはなし。高市首相が性懲りもなくデタラメを重ねる1時間だった。


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 トップバッターの国民民主党の玉木雄一郎代表は、長期金利急騰と円安加速につながった「骨太ショック」に言及。「原因をどのように認識していますか」と質問した。


 高市首相は口角を終始グイッと上げて玉木代表に応じつつも、「閣議決定もしていない政府のひとつの文書の原案がショックの原因だと思っておりません」と強弁。「リスクに耐性のある国づくりで今、絶好のチャンスが来ている。今やらなかったら経済は強くならない」とぐいぐい押し返し、「一緒にやりましょう。強い経済づくりは今ならできる」と呼びかけた。くみしやすい相手と見るや、上目遣いの猫なで声ですり寄る高市スタイルは健在だ。



中傷動画拡散疑惑には「身に覚えのないことを追及され大変心外」

 2番手で立った中道改革連合の小川淳也代表は完全にやり込められた。

ペーパーに目を落とす高市首相に対し、「読み物を読まれていることは残念だ。自分の言葉でダイレクトにお答えいただきたい。ライブ感あるやりとりにご協力をいただきたい」とチクリとやり、中傷動画拡散疑惑への対応を「国会は都合のいいことを聞いてくれる場ではない」と指摘したまでは良かった。


 しかし、減らず口の高市首相に「(小川)ご自身もメモを見ていられました」「内閣総理大臣としての答弁でございますから、ここはできるだけ正確にということでメモを用意してまいりました」と返され、委員会室は爆笑の渦。勢いづいた高市首相は「国会からお呼びがあれば国会に来て答弁をいたしており、答弁書も自分でしっかりペンを入れて懸命に誠実に答弁している」と従来の主張を繰り返し、「全く身に覚えのないことを追及され、大変心外だ」と例の調子で居直った。


 高市首相の地金が最も出たのは、公明党の竹谷とし子代表とのやりとりだ。円安物価高への手だてなどを求めた。すると高市首相は、持病の関節リウマチで痛めているという右手をぶんぶん振り回しながら、「高市円安かどうかわかりませんけれども、今やらなきゃいけないのは国際競争力を徹底的に強化し、供給力を強くすること」などと持論を展開。「強い経済をつくるための挑戦を続けさせて下さい」と論点をズラした。遡ること9カ月前、公明から三くだり半を突きつけられ、首相就任が危ぶまれた恨みは骨髄まで徹しているのがよく分かる。


 高市首相は女扱いされることに喜びを感じるタイプと見受けられる。ここはジェンダーフリーに「キングオブ嘘つき」と呼びたい。


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