どうも、懲りていないようだ。


 高市首相が熊本地震の被災地を視察する様子を写した動画を、首相官邸がSNSにアップして大炎上。

高市首相をクローズアップさせた構成だけでなく、ピアノ演奏による感動的なBGMが流れていることから「まるでプロモーションビデオ(PV)」「被災地の政治利用」と批判を招いているのだが、またも、やらかした。


 官邸のSNSは4日夜、スピードスケートで10個の五輪メダルを獲得した高木美帆さんに、国民栄誉賞を授与する式典の様子を収めた動画をアップ。これが、やっぱり「高市PV」の様相なのである。


 全体で約1分の動画は、高市首相の「表彰状、高木美帆殿」との呼びかけからスタート。高市首相が表彰状の他、記念品などを手渡したり、共に記念撮影する様子が映し出される。全編にわたって表彰状を読み上げる高市首相の声と、やはり感動的なオーケストラ風のBGMが流されている。最後は高市首相の「おめでとうございます」との声と万雷の拍手で終了。お祝いムードは演出されているが、偉大な功績を残したはずの高木さんの言葉はなし。高市首相が前面に押し出されている印象だ。あくまで主人公は、高木さんではなく、高市首相──。


 この動画に、SNSでは〈高木選手のアップは無く、高市首相は遥かに大写し、どちらが主役かと呆れました〉〈高市をアピールする動画〉〈主演 高市早苗、助演 高木美帆〉といった批判が続出している。



SNS用に動画を編集

 ちなみに、式典の「元動画」は「政府広報オンライン」にもアップされているのだが、こちらは3分42秒。

当然ながら、BGMがないため司会者の声や報道陣のカメラのシャッター音、表彰状を受け取った際に少し緊張した表情を浮かべた高木さんの「ありがとうございます」という声もマイクが拾っている。式典がどんな様子だったかを知るにはこちらで十分。官邸はわざわざSNS用に動画を編集し直したというわけだ。


 それにしても、被災地での「高市PV」が炎上しているさなかに、またやらかすとは、一体どういう神経をしているのか。


「最近、若年層の支持が離れつつあるので、官邸は彼らにリーチしやすいショート動画の作成に注力しているのかもしれません。いずれにせよ、よかれと思ってやっているのは間違いないでしょう。しかし『被災地の政治利用』と批判されたばかりなのだから、国民栄誉賞授与式典の動画はもう少し工夫すべきだった。例えば、総理よりも高木さんが映る場面を増やすとか、高木さんのコメントを多く流すとか、いろいろやり方はあったはずです。ちょっとセンスがなさすぎます」(官邸事情通)


 こんなPV作成よりも、優先させるべきことがあるはずだ。


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 熊本地震の被災地への視察動画については、●関連記事【こちらも読む】高市首相“被災地利用PV”が大炎上! ピアノBGM付きでヘリから合掌、酷暑に汗一滴かかない不可解で詳しく報じている。


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