タレントの大竹まこと(77)が8月17日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に約2週間ぶりに復帰し、前立腺がんにより前立腺を摘出していたことを公表した。ネット上では《復帰できてよかった》《無理せず過ごしてほしい》と温かい声が広がる一方で、過酷な闘病生活の告白にも注目が集まっている。


 大竹は7月に死去した山田五郎さんの生き方に触れつつ、「同じ症状をお持ちの方が、このラジオを聞いててくれているのかなって思ったら、俺なんかが役に立つとは思わないけど、ほんのちょっとでもね」と公表に踏み切った理由を説明。7時間に及ぶロボットアーム手術を受けたことや、術後のトラブルに触れ、「今度は出ちゃうから出るのは止められない」と現在はおむつを持ち歩いている状況を明かした。


 前立腺がんは高齢化に伴い急増しており、2021年の罹患数は9万5584人と男性で最も多いがんとなっている。患者の増加に伴い、治療選択肢の理解も欠かせない。



手術後の尿漏れリスクと進化する治療法

 東大大学院医学系研究科特任教授の中川恵一氏は、前立腺がんの治療法や副作用について日刊ゲンダイ(25年6月7日掲載号)で次のように語っている。


「前立腺がんは60歳くらいから右肩上がりで増え始め、70代後半にピークを打つと、なだらかに減少します。(根治を目指す治療法として)手術の場合、術後に尿漏れとEDになるリスクが高い」


 また、中川氏は生活への負担が少ない放射線治療の進歩についても指摘する。


「放射線治療なら、尿漏れもEDも心配ありません。従来の放射線治療は平日は毎日、40回程度照射するのが一般的でしたが、ピンポイントに照射する定位放射線治療は5回で済みます。さらに進んだMRIと放射線を組み合わせたMRI一体型リニアックは週末の土曜日に2週にわたって照射するのみです。前立腺がんの根治を目指すなら、手術か放射線ですが、今後は放射線が主流になるでしょう」


 著名人の公表をきっかけに、正しい治療選択と術後のQOL(生活の質)への配慮が改めて問われている。


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 なかなか相談先がない前立腺がんだが、この記事にはその答えがある。

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