今月中旬にも行われる見込みの内閣改造・党役員人事が、永田町で話題だ。焦点だった鈴木俊一幹事長は留任が濃厚で、義兄である麻生太郎副総裁も続投が有力。

党内基盤が盤石でない高市首相は引き続き「麻生頼み」の布陣を想定している。側近の木原稔官房長官も片山さつき財務相も留任濃厚と「政権の骨格」は動かさないようだ。


 昨年の自民党総裁選で戦ったライバルたちの処遇も「基本的に閣内に取り込んで、動きを封じるつもり」(官邸事情通)とみられている。高市首相は来年の総裁選での再選を期するため「ライバル潰し」に打って出るともっぱらだ。


「麻生シフト」「ライバル潰し」の他、もうひとつポイントとなっているのが女性の登用だ。自らが初の女性宰相である高市首相は「女性閣僚を積極的に起用し、刷新感を示したい」(同前)そうだ。ところが、党内にめぼしい“タマ”がいないのだという。


「大臣適齢期のベテランで顔と名前が売れている女性議員といえば、野田聖子さんや小渕優子さん、稲田朋美さんあたりですが、いずれも高市さんとは距離がある。小渕さんに至っては、政権が進める食料品の消費税減税に反発し、党税制調査会のメンバーを辞任したほどです。彼女たちが閣僚を引き受けるとは思えませんし、総理もオファーはしないでしょう」(自民党関係者)


 すると、当然ながら選択肢はタカ派の“高市印”しかいないわけだが、こちらも芳しくないそうだ。


「総理は意見が近い複数の女性議員の起用を本格的に検討。ところが、“身体検査”したところ、ある女性議員にとんでもないスキャンダルがあることが分かり、とても起用できないと判断したそう。

選択肢が少ないため、とりあえずは小野田紀美経済安保相の留任を視野に入れ始めたといいます」(自民党関係者=前出)


「女性枠」で最も注目を集めているのが、鈴木貴子・党広報本部長を起用するか否かだ。年齢の若さ、知名度の高さからいって、起用すれば目玉になり得る──、高市首相はそう考えているという。


「高市さんとしては入閣させたいでしょうが、どうも貴子さんが前向きではない。貴子さんは衆院当選6回と適齢期ではあるが、自民党の候補としての当選回数は4回。年齢も若いため、いきなり閣僚に就任すると周囲から『なぜあんな若い小娘が』と、ねたまれかねない。だから、貴子さんとしては“副大臣くらいなら”と考えているそうです。『ボス』と慕う茂木外相の説得があれば、受け入れる可能性もあるでしょうが」(自民党関係者=前出)


 “タマ”が不在で頭が痛い高市。結局、内閣改造は目玉ナシの不発に終わるのか。


  ◇  ◇  ◇


 内閣改造を巡る最新ニュースは、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。


編集部おすすめ