フィリピン北部パンパンガ州アンヘレス市バリバゴ地区で2026年5月24日に発生した建設中の9階建てホテル崩落事故は、発生から18日目の6月9日、収束の局面を迎えた。地元メディアによると、これまでに収容された犠牲者は計30人に達し、捜索活動は終了した。


その他の写真:Googleストリートビュー 2024年5月、 この写真からも柱が細いことがわかる。

 9日未明、午前9時37分にクアドラント3から29人目の遺体が発見され、続いて午後0時16分にはクアドラント1から30人目が収容された。犠牲者には建設作業員の男性(33)、その妻(29)、妻の連れ子である男児(9)、生後11か月の女児が含まれ、一家は現場の宿舎に滞在していた。

 現場ではフィリピン沿岸警備隊の災害救助犬部隊や消防当局が統合司令部のもとで瓦礫撤去を続け、重機による慎重な作業で上層階のコンクリートや鉄骨の山は大部分が排除された。現在は証拠保全と原因究明の段階に完全移行している。

 事故による負傷者は8人。犠牲者のうち7人は隣接アパートテルの滞在客だった。当局は違法増築が疑われる屋上プール計画や、労働安全衛生上の不備が放置されていた可能性を重視し、建設業者およびオーナーの法的責任を厳しく追及する方針だ。現地では建物安全基準の再検証を求める声が国レベルで高まっている。
【編集:EULA】
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