◆第108回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽決勝 白樺学園7―3クラーク(20日・エスコンフィールド北海道)
北北海道では、白樺学園が全国一番乗りで2年ぶり5度目の夏切符をつかんだ。左肘の大けがから奇跡の復活を遂げた後藤健遊撃手(2年)が、ソロ本塁打を含む3安打1打点と打線をけん引した。
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集まって協議した審判団の結論はインプレーだった。自打球をアピールした打者に対し、球審が右手を上げアウトを告げる。最後の打者を一ゴロに封じた。守備位置で待機していた白樺学園ナインが駆け出し、マウンドで大きな輪をつくった。午後0時34分。2年ぶり5度目、全国一番乗りで甲子園出場を決め、村端勇心主将(3年)は「光栄なことです」と笑顔を見せた。
勝利へ導いたのは、「3番・遊撃」の後藤のバットだった。初回2死から右前安打で口火を切り、4連打で3点を先制。2回2死一塁では右翼線二塁打でチャンスを拡大し、3点の追加点を呼んだ。3点を返された直後の7回には、先頭で右越えソロ。「決勝戦だったので、自分がけがをしてチームに迷惑をかけた分、取り返すチャンスだと捉えていた」とうなずいた。
奇跡的な回復で夏に間に合わせた。
骨がくっついていない状態で、5月上旬に投手として実戦復帰。「どうにかしてチームに貢献できないかと。冬にピッチャーのメニューに入っていたんで、切り替えはすぐにできた」。投げては最速147キロをマーク。5月下旬に守備を再開すると、6月上旬にはバッティングも解禁。可動域にまだ制限がある中で、右腕は今大会では投手として3試合に登板し5回を投げ3失点。
1年春からレギュラーで、昨夏の準優勝も経験。昨秋も準Vと甲子園にあと一歩及ばなかった。「悔しさは自分が一番分かっている。何とか甲子園に行きたいという思いがあったんで、回復につながったかな」と笑った後藤。“けがの功名”の投手を含め、初めての聖地で縦横無尽に躍動する。(山口 泰史)
◆後藤 健(ごとう・たける)2009年7月22日、北海道帯広市生まれ。16歳。帯広明星小4年時に明星・花園シャークスで野球を始める。帯広四中ではとかち道東ボーイズでプレー。白樺学園では1年春に背番号4でベンチ入り。旭川志峯に敗れた昨夏の北北海道大会決勝でも先発出場。










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