◆第108回全国高校野球大阪大会 ▽4回戦 大阪立命館3―2大阪桐蔭=延長10回タイブレーク=(19日・くら寿司スタジアム堺)
今年のセンバツで優勝し、史上初となる3度目の春夏連覇がかかっていた大阪桐蔭が4回戦で大阪立命館に敗れた。大阪大会で8強入りを逃したのは10年ぶり。
喜びが一瞬で暗転した。延長10回タイブレーク。7回から救援登板していた左腕・小川蒼介(3年)が無死満塁から暴投で1点を勝ち越されたが、後続を抑えた裏の攻撃。1死満塁から途中出場の大津昴偉留(3年)がスクイズを決め、同点かと思われたが、審判は打者の反則打球でアウトのジャッジ。右足が打席から出た状態だったためで、盛り上がった逆転サヨナラの機運がしぼむ。2死満塁で最後は黒川虎雅主将(3年)が投ゴロに倒れ、春夏連覇の夢が消えた。
泣きじゃくるナインを前に西谷浩一監督は「みんな頑張ってくれたけれど、監督として勝ちに導いてあげられなかった」と汗をぬぐいながら答えた。スクイズの場面には「満塁で警戒される場面じゃないので、まず1回追い付いてと思った。(打者の)1球目の空振りをみて、そちらの方が確率が高いかなと思って。消極的ではなく攻めのスクイズのつもりでした」と語った。
連覇を目指す道のりは険しかった。センバツの優勝投手、川本晴大(2年)が左肩棘上筋(きょくじょうきん)の肉離れで、大会直前に登録を外れた。今大会初登板となったエース・吉岡貫介(3年)は初回に4四球を与え、押し出しと暴投でノーヒットで2点を献上した。2回以降は立ち直り最速150キロをマークしたが、失点が重くのしかかった。吉岡は「春調子が悪くて、夏こそはと思っていたけれど、思うようなピッチングができなくて、エースとして不甲斐ない結果で後悔が残る」と悔しさを押し殺して語った。後輩の川本についても「(川本が)ケガしてしまって、もう一度甲子園の場で投げさせてあげたいと思っていた。それが出来なかったのは自分の責任。2年生にも申し訳ない」と口にした。
抜群のキャプテンシーでチームを牽引した黒川主将は最後の打者にもなり「あそこで打ち切れなかった自分の弱さ。悔しさというかふがいなさ。そういう気持ちです。どこの高校よりも、日本一に向かってやってきた自信があった。










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